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アリの不思議

 アリ一匹では大したことはできません。でも集団となると社会性を発揮しうまく繁栄しています。こういう昆虫を社会性昆虫と言います。
 しかし脳すら持たないアリはどうやって社会性を築くのでしょうか。フェロモンやダンスが知られていますが、それは餌場の連絡だけで、システム全体のほんの一部です。今西進化論からすれば、なるべくしてなったでありまして、神の意識の存在を考えざるを得ません。
 社会性を築く具体的手段は、無意識による通信です。否、無意識の塊の中にアリがいて、無意識に従い社会性を築くのです。
 人間にもあります。同調圧力と言われるものです。その集団の無意識により、なんとなく行動してしまうのです。神の世界では理(ことわり)と呼ばれています。良い理(ことわり)をつくれば、良い集団となります。すなわち愛で包むことです。

写真は九六式艦上戦闘機と零式艦上戦闘機で、どちらも堀越二郎さんが主任設計者です。これで海外の模倣を離れ、しかも世界有数の戦闘機が誕生しました。創造と執念の塊です。

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