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【断酒・アルコール依存性】適正飲酒とはどの程度の飲酒量なのか

断酒してからは、『お酒は百害あって一利無し』と考えるようになりましたが、断酒前は適正飲酒量を遥かに超えて飲んでいました。

では、この適正飲酒量とはどの程度の飲酒量なのでしょうか。

先ず厚生労働省のホームページから。

通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である

と定義されています。飲酒量の単位は

酒の量(mL) × 度数または% / 100 × 比重(0.8) = 純アルコール量(g)

で計算出来ますので、例えば流行りのストロング飲料 350ミリ缶 9%の場合、

350(量)×0.09(度数)×0.8(比重)=25.2g

となり、簡単に適正飲酒量を超えることが分かります。

しかし、この適正飲酒量20gまでOK説は実はもう古いです。

上記の記事によくまとまっていますが、

医学雑誌Lancet(ランセット)誌に2018年4月に掲載された英ケンブリッジ大学などの研究(Lancet. 2018;391(10129):1513-1523.)では、「死亡リスクを高めない飲酒量は、純アルコールに換算して週に100gが上限
「195の国と地域で23のリスクを検証した結果、健康への悪影響を最小化するなら飲酒量はゼロがいい」と結論づけている

つまり、適正飲酒量毎日20gは『ここまでなら健康に良い量』では無く、『お酒は少しでも身体には悪いけど、20g程度であれば重大な疾患に繋がるリスクはそこまで大きく無い』程度に思っておいた方が良さそうです。

ちなみに、依存性末期の私のアルコール摂取量ですが

ビール(5%)350ミリ×4本

ストロング缶(9%)350ミリ×2本

スパークリングワイン(12%)750ミリ×1本

なので、1日181g程度アルコールを摂取していたことになります。それは、肝臓も悪くしますね。

適正飲酒量を20gとすると1日ビール500ミリ缶1本しか飲めません。依存性の私はこんな本数で済むはずが無いと分かっていたので、断酒しました

お酒を飲まれる方は適正飲酒量を1つの目安として、休肝日等で工夫を付けることをお勧めします。

飲み過ぎてしまう方は断酒を圧倒的にお勧めします。



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