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アルコール依存性-否認の病脱却に向けて①
前回の投稿で否認の病の状況についてお話ししました。本日はその脱却の仕方をお話しします。
それは、アルコール依存性についての正しい理解が欠かせません。
◼️日本のアルコール依存性患者数
日本には飲酒人口が6000万人いると言われていて、内1000万人は依存性予備軍、109万人が依存症者と言われています。
つまり、日本人の10人に1人は依存症か依存症予備軍です。大人に限定すれば、6人に1人位でしょう。
先ず依存症は、誰でもなり、かつ、かなり掛かりやすい病気であると言って良いです。
◼️アルコール依存性の固定観念を無くそう
そう、意外に依存性患者は多いのです。予備軍含めて6人に1人と考えた時、あなたの身の回りにいる可能性は高いのです。
しかし、「いや、見たこと無いけどな」という人はアルコール依存性の固定観念にはまっている可能性があります。
アルコール依存性患者は酒乱で家族に暴力をふるい、昼からパック酒を飲んで公園で寝ている手が震えたイメージのようなものが無いでしょうか。
これはステレオタイプで、実際の依存性は仕事を普通にしていたり、主婦をしていたり、そのような一見真面目に見えるケースでも依存性の可能性はあります。
ステレオタイプの人を見て、自分はあそこまでで無いから依存性じゃない、と他人と比較をすることに全く意味が無い病気です。
自分は果たして適切に飲めているのか、ということだけで判断しましょう。
◼️アルコール依存性簡易チェック
私が考える個人的アルコール依存性簡易チェックです。下記1つでも当てはまる事があったら、自分は予備軍かもしれないと考えて良いと思います。
お酒を飲んでブラックアウト=記憶を飛ばしたことがある
次の日仕事があるが飲み過ぎてしまい、二日酔いで出勤したことがある
旅行の際の新幹線や飛行機で飲んでしまう
家で晩酌を毎晩している
何れも言えるのが、お酒を飲むことをコントロール出来て無い可能性がある。つまり、依存性の可能性があるということです。
依存性のハードルをもっと低く下げましょう。早く気付けば、節酒でも済むかもしれません。断酒するにも、楽でしょう
脱却に向けて一回目は以上です。ここでは、依存性って案外誰でもなるし、ハードルも低いもの。
だから、自分でお酒に違和感を感じたら、依存性の可能性が高い。
そしてそれは他人と比較するものでは無く、自分の気付きがトリガーということを知っておきましょう。
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