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キャリアは20代は専門性、30代は経験をとれ

YouTubeでサラタメさんがおすすめしてた、
転職本のバイブル『転職の思考法』から、刺さった言葉を語りたい。

買って読んだらまさかの物語仕立てで、普通に展開が気になってサクサク読めた。

転職が当たり前の現代で、知っていると生きやすい人生になるかどうかの知識がたくさん書いてある。

その中でも「キャリアは20代は専門性、30代は経験をとれ」という話がおもしろい。


この本では他の会社でも展開できる価値のあるスキルを「専門性」と「経験」に分けている。

例えばわたしは人事をやっているのだが、
「専門性」
新卒・中途採用のノウハウ
リクルートサイトで使用する記事の作成
イラストレーターで名刺制作

「経験」
新卒の30名規模の採用
会社のリクルートサイトの立ち上げ・運用
100名以上の名刺作成・発注
というキャリアの棚卸しができる。

その中で伸ばした方がいい技術は年齢によって決まるらしい。
20代は専門性、
30代は経験をとる。

なぜか?

答えは簡単。レアな経験はそもそも専門性のあるやつにしか回ってこないからだ。


専門性は磨けば誰でも身につく。よって周りの人間も同じ専門性を持っていれば、わたしの価値はどんどん低くなる。

そこにレアな経験をプラスすることによって、わたしの市場価値が生まれるのだが、そもそも専門性のない人にはその経験すら回ってこない。

だからまず社会人になったら専門性から身につけるべきなのだ。

うん。これまじでめちゃくちゃ理に適ってる。


私は会社に入ってイラストレーターをゼロから学んだ。最初はほんっっっとに何もわからない。。。グーグル先生にひたすら聞いてた。
それが勉強を積み重ねて、今まさかの名刺デザインと発注を一人でしてる。
名刺ごときではあるけど、少なくとも全社員分任されてるので、レアな体験だと思ってる。

業者に頼むより自作してネット印刷したほうが安いからね。
だから他の会社でも使えるスキルだし、もっと極めたら会社案内のパンフレットも作らせてもらえると思う。

まさに専門性を磨いたおかげ。

そしてこの本のさらにすごいところは、

ストレートに女性のキャリアに対してアドバイスしてくれてるところだ。

残酷だが、この国では子どもを育てながら新しい『専門性』を身につけるのが難しすぎる。
だから、もし女性が、家庭と仕事をずっと両立させたいなら、20代こそ専門性を会社で選んだほうがいい。
誰にとってもわかりやすい専門性や実績があれば、離職期間があったとしても、戻りやすいからな。
子育てはコントロールできないことの連続だ。だからキャリアくらいは早めに『コントロールできる状態』にしておいたほうがいい。

うん。着眼点がちゃんとしてるこの作者。絶対モテる。

専門性を磨いておけばレアな経験が詰めるし、実績になる。産休・育休後にも会社に戻りやすいし、なんならリモートで働けるかもしれないし、働き方が広がる。

若いうちは経験だ!と思っていろいろやってみるけど、結局広く浅くになりがちだと経験上知ってる。
そこから他社でも生きるスキルを極めることで、会社でのレアな経験が任されて、より市場価値が高まっていく・・・。
つまりは極めたもん勝ちだ

終身雇用はもはやなくなり、コロナでさらに弱肉強食、実力主義な世の中になるとわたしは思ってる。
自分が生き残っていくためにはまず専門性をとれ!ということを肝に銘じたい。

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