見出し画像

子供支援センターにて、100のダメージ。

地域の子供支援センターに行ったら精神的ダメージくらった話。

娘、0歳7ヵ月頃。

ハイハイができるようになったので、支援センターに行ってみた。


最初、支援センターに行くのは少し不安があった。

すでにママ友の輪ができていて孤立したらどうしよう、とか

子供がギャン泣きしたらどうしよう、とかウジウジ考えてしまっていた。


とにかく行ってみよう!キャパオーバーだと思ったらすぐに帰ろう!

そう思い立って、眉毛を描き、娘のオムツだけ持って半ば勢いで家を出た。

今思い返すと、あの日は結構メンタルがボロボロだったかも。

なんとなく、すがるような思いで支援センターに向かったような記憶がある。


支援センターに着くと、想像と全然違った。

職員の人がものすごく丁寧に接してくれて、施設内を案内してくれた。

張りつめていた糸が緩むような感覚になった。

赤ちゃん向けの部屋に案内されると、他の親子はおらず、貸し切り状態だった。

娘は初めての場所で緊張気味だったが、私はリラックスして娘と接することができた。


15分くらいして、他の親子が何組かやってきた。

「こんにちは~。」

軽く挨拶をして、娘の月齢を聞かれたり、他のママと少し話すことができた。


会話し始めて数分後、私の頭の中はグルグルして、既にキャパオーバーになりかけだった。

まず育児の話、特に成長過程の進捗に関する話は神経をつかう。

子供の成長は十人十色。

頭ではわかっていても、自分の子が”平均”よりも少しでも遅いと、ものすごく焦るし不安になるのだ。

現に、我が子はなかなかずりばいができなくて、不安に思う時期があった。

結局、ずりばいを通り越して急にハイハイができるようになったので、私の不安は払拭された。

私がうっかり口にした言葉が、相手の気に障ることだったらどうしよう、と考える。

初めましての相手にどこまで何を聞いていいのか、石橋を叩きながら会話を進めていく。

なるべく自然を装いながら。

あー、月齢が上の子用と下の子用に無難な質問集でも準備してくればよかった。

マスクをしているので相手の表情はわからない。

「これ以上話しかけんな」とか思われてないかな、とか果てしなく気になる。


そして、ママもお子様も、なんだかお洒落でキラキラして見えた。

カジュアルだけどスタイルが良くてカッコいいママ。

THEお母さんって感じの優しい色のワンピースを着ているママ。

お子様たちも、ちゃんとしたお洋服を可愛く着こなしている。

一方で、私は眉毛描いただけのすっぴんマスクおばけ。服も適当。髪もボサボサ。

娘も柄物のインナーに柄物のワンピースという、最悪コーデ。

今考えてもなんであんなコーディネートにしたんだろう。

私は恥ずかしくて、みじめで、劣等感の塊みたいになった。


もしかしたら普通だったのかもしれないが、

気持ちが落ち込み気味だった私にとってはものすごくキラキラして見えて、

精神的ダメージが大きかった。

もう、残りのHPは5くらい。


「そろそろ帰りますね。ありがとうございました。」


会話もうまく続かないし、この場にいるのはキャパオーバーだと判断し、

つくり笑顔をしながら、娘を抱っこして逃げるように部屋を出た。

帰り際に職員の人と他愛もない話をして、少し気持ちが落ち着いた。


今日はひとまず退散。

でも行ってみてよかった。

私は最悪だったけど、娘は新しいおもちゃや他の赤ちゃんに興味が湧いたみたい。

ちゃんとして、出直そう。


その日から、前よりも自分の身なりに気を遣うようになった。


産後、スキンケアは900円のオールインワン、服はよだれがついてもいい安物ばかりだった。

そんな私が、支援センターでの出来事をきっかけに、ちょっと高い美容液や新しいワンピースを購入。

最近では、スキンケアもメイクも洋服選びも楽しい。

子供の服ばかり買っていたけど、自分に投資するのも楽しいな。


翌週、自分なりに身だしなみをちゃんとして、支援センターに向かった。

もちろん娘もそれなりに可愛い服装。

外見だけ取り繕っても意味ないかもしれないが、なんとなく気持ちに余裕を持って支援センターに居ることができた。

また、無難な質問を2、3個ピックアップしていたおかげで、初めて会った他のママとも少しだけ会話することができた。

娘も、前回よりも少し積極的におもちゃに触っていた。


本来、お洒落して武装していくような場所ではないが、

支援センターは、娘にとっても私にとっても良い刺激となっている。

良いきっかけをくれてありがとう。


張り切りすぎない程度のおでかけスタイルで、私は今週も支援センターに足を運ぶつもり。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?