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閑散期を知る(閑散期への対策:前編)

リラクゼーション業界では
一般的に、

冬が閑散期

夏が繁忙期


と言われています。

夏よりも冬の方が動く機会が減り血流も悪くなりがちで、身体は凝りやすくなります。
普通に考えたら寒い時の方が身体をほぐされたいはず。冬の方が需要があるように思えます。

なのになぜ冬の方が暇なのか?

それは以下のような理由が考えられます。

・寒いので寄り道せずに帰りたい
・日照時間が減り購買意欲や行動意欲が減退する
・外出する機会が減る

なるほど。
これらの理由が身体が凝るということよりも勝るわけですね。

連休期間は例外

冬の閑散期でも年末年始は例外です。
休みで時間ができ、ボーナス後の時期でもあるので忙しくなります。
ゴールデンウィークやお盆の時期も忙しくなります。

んー、なんとなく分かってきたけど、イマイチピンとこない。

そんな人の為に、具体的な数値を用いてグラフ化する事にしました。

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夏でお盆ということで最も忙しい8月を100%として、他の月は8月の何%の忙しさになるかというのをグラフ化します。

『忙しさ』とは抽象的で曖昧な表現ですが、売上やメンエス需要(予約数+お断りの数)などを総合的に判断したものだと思って下さい。

夏、冬、連休などを考慮し、私のリラクゼーション業界での経験や、セラピストへのヒアリングなどにより総合的に判断したグラフです。
実際のデータではなく、あくまで私の体感のイメージです。
当然店やセラピストにより異なります。

注意点としては、グラフは大型連休を出勤した場合の話です。
大型連休に働けない場合は下方修正して考えて下さい。

私の感覚では、2月の忙しさは8月の60%程度です。
忙しい店やセラピストであれば90%程度に落ち込みを抑える事ができているかもしれません。

ちなみに、

飲食店は2月と8月が閑散期。

キャバクラも2月と8月が閑散期。

風俗は2月、6月、9月
(他に3.10.11月など)が閑散期。

だそうです。

(8月はお盆の帰省時期という事で、人が減る首都圏のお店は、どの業種でも暇になるそうです。地方は8月は忙しくなる場合が多いみたいです)

なるほど〜業界によって閑散期に、ばらつきがあるのですね。

メンズエステは一応リラクゼーションに入ると思いますが、キャバクラ要素や風俗要素も少しあるので、キャバクラや風俗の閑散期も加味するといいのかもしれません。

さて、リラクゼーション、キャバクラ、風俗、この3つの業界に共通する閑散期

それは2月です。
そう正に今です。
あなたも2月のキングオブ閑散期を痛いほど感じているのではないでしょうか?

2月が最も暇な理由

2月が暇な理由は以下の事が考えられます。

・寒いので寄り道せずに帰りたい
・日照時間が減り購買意欲、行動意欲が減退
・日数が少ない(28日or29日)
・年末年始にお金を使いすぎる
・3月の年度末に向けて、忙しくなったり、お金を貯めたいと思うようになる
など


なるほど暇になる理由が多くて、しかも納得できる理由ですね。

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2月を乗り切れば

2月が最も暇になるのは理解できたでしょうか。逆に考えれば2月を乗り切ればその後はどんどん忙しくなるという事です。
私も長年リラクゼーション業界に関わってますが、毎年3月頃からお客様が増えてきます。
あなたも春になると外出の意欲が上がりますよね?
ですので今、暇で稼げないから辞めるというのはもったいないと思うんです。
せっかくここまで長い閑散期を我慢してきたのですから。そしてこれからが稼げる時期なのです。
稼げないという理由で辞めるとすれば冬になる前の秋に辞める事をオススメします。

曜日による違い

曜日によって忙しさは異なります。
まずは土日祝日はお休みのお客様が多いので忙しくなりやすいです。
あとは休みの前日の金曜日の夜、残業が少なかったり平日の中間日である水曜日の夜も忙しい傾向にあります。

時間帯の違い

時間帯としては平日は昼間よりも仕事終わりの夜の方が忙しくなりやすいです。

日曜日や祝日は翌日仕事なので夜遅くよりも昼から夕方にかけての方が忙しい気がします。

平日の昼間はどうしても暇になりやすいのでその時間にしか働けないとなる苦戦するとは思います。

まあ、当然店によって異なるでしょうから、店の予約傾向をお店の人に聞いて、忙しい曜日や時間帯に業務できるなら合わせた方がいいでしょう。
あと、セラピストの不足している時間帯も狙い目になるでしょう。

コロナ禍

今まで閑散期について書いてきた事は全てコロナ禍以前の話です。
この一年間はコロナ禍による緊急事態宣言で閑散期も繁忙期もぐちゃぐちゃになってしまいました。

アフターコロナ

ではコロナ禍が終わったらメンズエステ業界は一体どうなるのか?

私の結論から言いますとこうです。

基本的にはコロナ禍以前のように戻る。基本的には。

その理由を『お客様』と『セラピスト』の2方面から見てみます。

お客様

お客様は2020年4月5月のコロナ初期の頃は減ったと思います。しかし、それ以降は徐々に戻ってきたのではないでしょうか?

自粛を続けるお客様もいるでしょう。
しかし、三密を伴うようなコロナのリスクが高い遊びをしていた人達が、メンズエステに流れてきました。

結果、メンズエステの市場は2020年6月以降、コロナ禍でも大きく落ち込む事はなく、少し減る程度に踏みとどまったと思います。

アフターコロナでは、コロナ禍でメンズエステに流れてきたお客様はいなくなるでしょうが、メンズエステを自粛していたお客様は返ってきてコロナ禍よりは少し増える(コロナ禍以前に戻る)事が予想できます。

アフターコロナでは
お客様は
コロナ禍以前の人数に戻る

セラピスト

セラピストもコロナ禍でセラピストというお仕事を休んだり辞めたりした人もいるでしょう。
しかし、キャバクラや他の職種から、コロナ禍にメンエスデビューしたセラピストも多いと思います。

コロナ禍で休業してるセラピストと、コロナ禍でメンエスデビューしたセラピスト、両者は店によって異なるでしょうが概ね同じくらいだと感じています。

という事はアフターコロナで、セラピストの入れ替わり(元に戻る)はあるでしょうが、セラピストの人数はそこまで変わらないと思います。

アフターコロナでは
セラピストは
コロナ禍以前の人数に戻る

お客様の需要とセラピストの供給から考慮して、アフターコロナでは現在(コロナ禍)よりも店の売上は少し上がり、セラピストは少し稼ぎ易くなるかと思います。(コロナ禍以前に戻る

上記はあくまで基本的なお話

勿論例外もあるでしょう。
店によってはコロナ禍で他業種からのセラピストがメンズエステの良さを知りそのままメンエスセラピストとして働くパターンもあるでしょう。そして復帰組も合わせるとセラピストは溢れます。
オーナーの立場からすると、セラピストが多い方が売上も上がりますのでセラピストの人数を制限する事は考えにくいです。その場合お客様が増えたとしても逆に稼ぎにくくなる可能性もあります。

また、コロナ禍によりメンエスデビューしたお客様も多くいる事でしょう。
そのメンエスデビューしたお客様がメンエスの良さを知れば、コロナ禍が終わってもメンズエステに通い続ける事になるでしょう。
そしてお客様の復帰組も合わせればコロナ禍以前よりもお客様が大幅に増える可能性があります。
コロナ禍で潰れた店もあるので最後まで生き残った店は潰れた店のお客様も集客できる事でしょう。
今耐えている店は今後大きなチャンスが訪れるかもしれません。

チャンスをものにできるのは現在の店やセラピストの頑張り次第です。
今できる事をコツコツ積み上げる事ができた店やセラピストが最後に笑う事ができるのではないでしょうか。

他にも、我々が予測できない事がアフターコロナのメンエス業界に起こるかもしれません。

アフターコロナは完璧に予測できない

まあ、アフターコロナの事を考えても分からない事が多いので、アフターコロナに備えて、色々妄想するのではなく、今は自分のスキルを高めておく方が賢明でしょうね。
何が起きても対応できる体制を整えておくといいでしょう。

コロナに振り回されるのではなく、

ひたすら自分に出来ることを

模索し続けるのです。

まとめ

どうですか?
閑散期について分かったら恐怖や不安も軽減されたのではないでしょうか?

人は分からないものが怖いです。

新型コロナウィルスは最初のわからない時期が1番怖くて不安でしたよね。
ウィルスの特性、一体どこまで広まるのかなど、全く分かりませんでしたよね。

匿名の誹謗中傷も誰が書き込んでいるか分からないから怖いんです。妄想してしまうのです。

愛の告白も結果が分からないから怖くて不安に思うのです。結果が分かっていれば全く怖くないですよね。

私なんかは女性が突然不機嫌になるのも怖いですよ。ほんとに理解できない時がありますから笑

では、次回は閑散期に対するマインドコントロールについてお話します。

待機時間が長いと暇疲れしますよね。
施術をあまりしてないのにいつも以上に疲れてしまう。
それはあなた自身の心に問題があるのかもしれません。

また来週。




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