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ハラスメントストッパー<トラちゃん こんな些細なこと>

春が近づきました。

花が次々と芽吹くこの時期は、
自分にとっては
ハラスメントが他人事ではなくなった時期でもあるのです。

昨年、大事な同僚がハラスメントに遭いました。
ハラスメントそのものを止めることよりも、
「当事者・トラちゃんを一人にしない」ように行動していたと思います。

何となくですが、
人は、楽しいことには寄るけれど、
辛いことには寄ってこないだろう 
辛いことに遭っていると人が離れてしまう
と思っていたからだと思います。

自分がことばのリハビリを担当しているからでしょうか。

優しい・優しくないと二分できないような、別次元で、
障害=(イコール)辛いこと を抱えている人への近寄り難さ
があるのだろうと思います。
(このことについては またいずれ書きたいです)

そうはいっても、大したことは何もできず、
次のマンガみたいに 些細なことしかできませんでした。
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トラちゃんに対してパワハラのように暴力はありませんでしたが、
スタッフの前での長い叱責。
こちらも足がすくんで何もできず。
こういうとき、所属長は電子カルテを眺めています。

翌日、トラちゃんが出勤しても 声をかけるスタッフはいなかったように思います。
「怒られた翌日だから、そっとしておこう」としていたのでしょうか。
自分は年の功だけが頼りなので、 のんきに「おはよう」と声かけてました。
(下のコマ、「上フちゃん」に見えますが、「トラちゃん」と書いてます)  

自分の所属科だけかもしれませんが、
結構大事な決定事項が、その日休んだスタッフに伝えられないことがよくあります。
トラちゃんが休んだ場合、たとえポニー先生やリボン先生が伝えていなかったとしても、トラちゃんは「知らなかった」というだけで責められるだろうと 予測がつきました。

スタッフを当てにしないで、自分がトラちゃんに伝えるようにしてました
(もしかしたら、そんなに大事な要件ではなかったのかもしれません)。

大きなことは何もできず、こんな些細なことしかしてませんでした。

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「ハラスメントには毅然とした態度で」と耳にしますが、
自分としては、ポニー先生、リボン先生と接してきた経験から
トラちゃんを下手に救い出せば、
見せしめにハラスメントが激化するんじゃないか、と恐れがあり、
二人を刺激しないようにしていました。

「毅然とした態度」と めのす丸のへらへら顔では真逆でしょうか。
これは地顔なんですけど、
「お二人のハラスメントなど 入る余地が無いし、相手にもしていない」を示したかったという思いもありました。

会社という組織内でハラスメントに対応する場合と
個人、あるいは自分のように当事者ではない個人が
ハラスメントに対峙する場合での違いもあるのだろうと思っています。


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