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あら~まあ~大塚さんお家騒動これで終り値


ヤマダホールディングスが後々引き継ぐ感じ?

寂しいね。


そんな時だが、私は今年の年末、大塚家具から出てるベットを購入予定である。(お金を貯めてるからすぐに買えないw)
大塚家具から購入するのかと思いきや、ヤマダ電機のインテリア部門に注文するんだけどねw 

コロナ禍なので店舗には行かずにネットで注文。
これも時代やね。


私は商品さえ問題なく手に入ればそれでいいんだけど、いいんだけど、と言いつつ複雑な心境。


時代に合わなかった経営方針の会社だったのか、悲しいかな淘汰される。
弱肉強食の世界。



時代と言えば、私が大塚家具を初めて知ったあの頃は、大塚家具が一番輝いてた時だろうか。

大塚家具の大阪ショールームができた時、(1995年)

すっげええええええ(*'▽')ゴージャス!★☆彡

って思ったもん。
前を通るたび、あんなところで家具を買えたらいいなぁ、と憧れていた。
入り口には一流ホテルみたいにドアマンがいて、「庶民お断りざます」って感じだった(笑)

敷居、とても高杉くん。


1996年の春、神戸市内の賃貸マンションに住んでいた。
急に旦那が尼崎市内に気に入った戸建物件があると言い出し、不動産の営業マンだった彼は速攻その家の売買契約を結んだ。

新居購入を機に、家具を大阪西区の立花通りに見に行き、食器棚やテーブルはすぐさま決まったのだが、ベットが決まらない。

ベットと言うか、マットレスだね。

当時はIKEAやニトリなどの大規模店舗なんかなかったので、家具屋さんがひしめき合っている界隈で家具を購入するのが主流だったように思う。
(もちろん浪速のあきんどの旦那は値切る)

そのベットだが、どれもこれもお値段の割に寝心地がいまいちだった。

「なぁ、大塚家具のショールームができたやん、あそこ行ってみーへん?」
ダメもとで旦那に言ってみた。
あんな値段の高いところアカン!と言われるかと思いきや、


ええで、行くか。


となって私は大喜び。
わあ、あのラグジュアリーな空間に入ることが出来るんだ。

早速立花通りを後にし、大塚家具へ行く。
受付で個人情報を記入したら

「本日は、何をお探しでしょうか?」
と聞かれた。


目的は1つ、ベットのみ。
他の家具は見ない(笑)庶民の味方、立花通りの家具屋さんで既に買ってるしねw

見たところで高すぎて買えないのはわかっている。

ベットを見に来たと恐る恐る告げる。
高級感溢れる店内に、若い夫婦の場違いな感じは否めない。
アウェイな空気。
展示されている家具の重厚感。
フカフカの絨毯が敷き詰められてる床。

ここはお金持ちの来る所だな……と数歩歩いたところで理解した。

そんな挙動不審なあやしい夫婦を尻目に、執事のような案内係が私たちをベットのコーナーへエスコートしてくれた。


「どうぞ、奥様。実際に横になって寝心地をお試しくださいませ。」
と執事(←違う)は言う。

おすすめしてくれたベットは、それはそれは素晴らしい寝心地。
キャッチコピーが【雲の上の寝心地】だったか。
雲の上に寝たことはないけと、こんな感じなんだろうなと思った。

これがいい。

即決した、そのお高いベット購入を。
ベットの寝心地も購入の決め手ではあったが、それと同じくらいに執事(←違う)の接客、対応が良かったのだ。

お金の無い若い夫婦にも、丁寧に商品説明をしてくれた。
高いなあと値段にビビる私たちに、このベットに寝る付加価値を説明してくれた。





離婚する時、一緒に決めて買った家具等は一切欲しくもなかったが、ただ唯一引き取りたいと思ったのはこのベット。
しかし、ダブルサイズのそれはあまりにも大きく、運搬も面倒だし実家の部屋に入れるには幅がありすぎて断念した。



実家の煎餅布団で寝ていても、あの大塚家具で買ったベットの寝心地が忘れられず、結局セミダブルサイズのものを購入した。

たまに旅行へ行き、宿泊先のホテルが
「当ホテルは最高級の〇〇社のマットレスを使っています」
とドヤりながらアピるから、楽しみに寝てみるが

ちげーよ!

となる(笑)
我が家のベットで眠りたい……と必ずなるんだ。

そして、20年以上使わせてもらった。



いろいろとお家騒動があった大塚家具だけど、私の中の大塚家具は未だ憧れだ。
ヤマダ電機に吸収されるけれど、憧れるマインドは維持して欲しいと勝手なんだけど、そう思う。

20年以上経っても、やっぱり大塚家具で買いたいと思わせるところは流石なんじゃないかな。
これからも存続してほしいと、思う。



大塚家具の商品はベットしか知らないけど、他の家具もいいんだろうな。


ミニマリストなので、収納家具にはあまり興味はないけれど。