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習い事としての音楽

最近思うこと。

1.音楽の習い事に求めること

趣味になったらいい
協調性を身に付けたい
楽譜が読めるようになってほしい

楽器が弾けることには誰しも憧れがあると思うのです。
その憧れと、期待を持ってやってくる。

2.実際

割と習い事の中でも、環境準備にもお月謝にもお教材にも、費用はかかる方だと思われる。

その上、習い事は週1、残りの6日は自宅で練習っていうのが現実。
行った先でやる水泳などとは違って、レッスンは、指導されたことを練習してきてくれた前提で行われる。

ここが、お客様側が求めるものと、実際の、
大きな違い。
行ってる時間でできるようになるわけではなく、できるまでやる作業は残り週6日の自宅練なのです。

レッスンと練習は別物。
また、ただ弾いているだけと、練習も別物。
レッスンでは、練習の仕方や音符やリズムの読み方、姿勢、手の形、自分が弾いてる音のどこに意識を向けて聴いたらいいか、どこを感じて弾くとより良い音楽になるか、を、教わります。

3.いつまで

習い事いつまでやる問題。
大抵小学校の真ん中ら辺から塾との駆け引きが始まり、大体のご家庭が小6ぐらいまでかなぁ、と思っているのですが。

音楽、伸びるのって、実はそこから先なんですよね。。。

なんならそれまでは修行みたいなもので。
中高生になると、理解力も内面的な部分もぐーーーんと伸びるし、できることの量感もすごく増えていく。
趣味になるまでとか、世で流行っているものが弾けるようになるって、実は結構時間がかかります。
なので、目に見える、割と短期で出る結果だけで考えてしまうと、あんまりコスパはよくないです。

共働き世帯でなかなか練習時間がとれない
力がつくのに時間も費用もかかる割に、
将来そこまで必要がない

という観点から、今、習う子は徐々に減ってきています。

4.その上で音楽を選択するメリットは何か

以下、個人的主観です。

・想像力が養われる
小さい子たちは歌もやったりするお教室もあるけど、弾く曲には歌詞がないので、音に対してイメージを膨らませるってことをたくさん経験する。
想像力が豊かな人って、人に優しくなれると思う。

・クラシックをはじめ、スタンダードなナンバーは万国共通
音楽は国境を越えます。
言葉が通じなくても、音楽は同じ。

・忍耐力が習得できる
端的に言うと、続ければ続けるほど、できるまで練習するという試練を乗り越え続けるため、どM力オート付与。
子どものうちは基礎練なんて楽しくないけど、それをすることにより力がついていくのを実感したのち、よりどMになっていくのです。

・責任感もつくと思う
アンサンブルとかをやる場合。
自分のケツは自分でもつ、ではないけど、
誰かと合わせられるまで練習するのは家でやる、自分の責任だということに、途中で気がつく。

・音楽は聴いても楽しめるけど、弾けた方が何倍も楽しい
音楽を通じた友達が、色んな場所にたくさんできます。世界が広がります。
また、音楽を聴いた時にたくさんの音が聴けるようになるため、歌詞やメロディーだけにとどまらず色んなところに良さを見出し、より深く、音楽を楽しむことができます。

おまけ

意外と音楽の素地を持っている人というのは、実はたくさんいます。
音感、耳、リズム感…
日本の音楽の授業の質が、割とちゃんとしてるってことだと思うんです。
ある程度生徒数のいる学校なら音楽発表会、合唱コンクールがあって、合奏や、多声部に分かれて歌うことを中学終わるまでに経験しますものね。
大人になってから始めてみようと思うのも決して、遅くなんかないです。



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