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どついたるねん。

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きっと仕事のためにはならないでしょうが、暇つぶしにはなるかと思います。そんな、エッセイです。(2019/10/1〜2021/5/23)
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2021年1月の記事一覧

バカとつき合うなとは言うけれど

「バカとつき合うな」という本がある。 キングコング西野亮廣と実業家の堀江貴文の共著である。 出版社の紹介ページには「あなたはなぜ自由でないのか? 答えは簡単、バカとつき合っているからだ!」という言葉が躍る。 そしてこの本は、共著者2名による最強の教えであるらしい。 一時期、書店のビジネス書コーナーに平積みされているのをよく見かけた。 しかし、この挑発的なタイトルはどうなのだろう。 無論、これが戦略的なものであることは理解できる。 煽情的にすることで、「おや?」と

怒りの速度が足りない

私は、いつもすぐに怒ることができない。 「その発言はどうなのだろう?」 そう思う機会があったとしても、いつもそれは、その場ですぐに怒りに変わってくれない。 それが怒りに変わるのは、たいていその出来事が過ぎ去ってからのことだ。 そのことが、私はいつももどかしく思う。 ある飲み会でのことだ。 それは、ある事業部の主催するイベントを私たちの所属する部署が手伝ったことに対する慰労を趣旨として開催された。 その中で、その事業部に所属する女性社員が私の同期であることが話題に

「こいつ面白い」は信用ならない

「こいつ面白いんだよ」 飲み会などの場で、「笑わせてくれる」という意味でこの言葉を聞いたらば、少し歪な作り笑いを浮かべてしまう。 経験則から言って、そう紹介されたやつが面白いケースは極めて稀だからだ。 その原因に、私も一家言ないわけではない。 しかしその考察は省略し、今回は、私が実際に受けた「被害」について語ろうと思う。 話は、数年前に行われた、会社の同期の飲み会に遡る。 その飲み会は、会社近くの、安い居酒屋チェーンで行われた。 ビールを頼むものあり、ハイボール

Switchの値段にビビって泣いて帰った

年末年始は、ただひたすらに寝て過ごしていた。 いわゆる「寝正月」というやつだ。 そして、起きている間はテレビを見て過ごすような、まあそんな自堕落な感じだった。 それについて、後悔をつらつらと言葉にしたいわけではない。 もっと精力的に動きべきだったなと思うわけでもない。 しかしまあ、その過ごし方の後遺症というべきなんだろうか。 仕事初めからこの方、どうにもやる気が湧かなくて困っている。 時間の経過がいたずらに遅く、気分がずっと沈沈としているのだ。 この「気分が沈