思い、思われ、ふり、ふられ 感想

1.初めに

「ディック・ロングはなぜ死んだのか」を観に行こうと思ったものの、上映時間が合わず断念。

ということで「思い、思われ、ふり、ふられ」観に行ってきました(以下ふりふらと表記)公開初日!席はコロナ対策で前後左右1つずつ空いてましたが、お客さんの入りはかなりだったと思います。客層は若者中心。

青春映画って見ない方なんですが(邦画は特に)ずばり浜辺美波さん目当てで行きました。

浜辺美波さん、僕の中では「賭ケグルイ」の蛇喰夢子なんですよね。原作はギャンブルで全てが決まる学園を舞台にした漫画で、僕は未読だったのですが、2期のOPをpasscodeというアイドルが歌ってまして、そこをきっかけに見始めました。「賭ケグルイ」は一種のサーカスみたいな、役者が体当たりの顔芸・演技をするドラマで、ライアーゲームが好きな人ならハマると思います。ドラマが2クール、そして映画もあるので長く楽しめるはずです。そして僕は3クール目を気長に待ってます。

ふりふらに話を戻しますと、Wikipediaの情報ですが原作は咲坂伊緒さんの別冊マーガレット連載の少女漫画。2019年5月に原作は終了しています。

2.ネタバレなし感想

一言でこの作品を表現するならば、言わないとわからねぇ!である。

ふりふらのストーリーをざっと書くと

同じマンションに住み、同じ高校に通う1年生の4人が、それぞれの思いだったり悩みだったりすれ違いを通じて成長していく青春物語。

浜辺美波演じる山本朱里は天真爛漫。福本莉子演じる市原由奈は静かでおしとやかな、消極的な性格。

北村匠海演じる山本理央は落ち着いたイケメン、表情から自分の感情を押し殺しているような雰囲気を醸し出している。赤楚衛二演じる乾和臣は映画好きの真っ直ぐな性格。

4人の交差の具合が、高校生らしく、うまく噛み合わないのがリアル。青春はファンタジー、そういった感情を思い起こさせる幻想的なシーンも多く、ロケーションもなんだか素晴らしい。撮影場所はエンドロールを見る限り神戸ということで納得してしまった。



3.ネタバレあり感想

ここからはネタバレありの感想なのでまだ観てない人、もしくは観ようとしている方はそっとブラウザを閉じよう。


そしてネタバレ全開+文脈が乱れていきますので注意してください。



クリスマスにケーキの売り子をしている浜辺美波がいたら、ケーキ何回も買ってまうやろ!!!!!とまぁ終盤辺りのシーンで思いました。余裕で10個は買っちゃうよ、、だってクリスマスにバイトしてるってもう彼氏いないって断言してるようなものじゃん。そりゃチャンスじゃん、いやそもそもチャンスはないのですが。。

青春映画って観るときゅんきゅんしてしまうので、見ないようにしてたんですが、浜辺美波の制服姿、スカート短っ!制服の緑色のリボンが可愛すぎた。でもって北村匠海のしぃーって人差し指で由奈に向かってやる演技!きゅんきゅんのオンパレードだよ!

由奈ちゃんが最初は消極的なのに、勇気を出して理央に告白する。そして「私をふって」と言ってふられる。この一連の流れ、本当に切ない。切なくて、泣ける、泣いて泣いて、どんどん自分を変えていこうと努力し、可愛くなっていく。可愛くなって違う男子に告白される!告白されるけど、振る!告白してきた男の子可哀想!

とまぁ勢いに任せて書いてしまったので丁寧にストーリー部分のネタバレ感想。

由奈ちゃんと理央は、スムーズによかった!と言える流れでした。

由奈ちゃん告白→ふられる→成長→成長した由奈ちゃんを見て理央が惹かれ始める→結局付き合う

朱里と和臣はどちらも不器用で最後まで、中々うまくいかない。そもそも和臣は恋愛というものを知らない(知らないと言いつつ恋愛映画見てるのは?)ので、朱里の気持ちには気づいてなくて、和臣は自然に接してしまっている。

不器用な2人の流れがこの映画の中では説明不足のような気がしました。漫画版では丁寧なのかな?2時間にまとめるには少し短かったのかもしれません。

文化祭の青春フォトコンの、浜辺美波の写真が物凄く綺麗でした。夕方の屋上が幻想的な雰囲気。あれはブルーレイの特典になりますかね。なりませんか?笑

全員が自分の悩みと向き合って、最後にはみんなが幸せになる、ハッピーエンド。

やっぱりこの物語で私が思ったのは、話してこそ、だと思います。話をしなきゃ、言わなきゃ何も始まらない。どう転がるかわからないから言わないとか、悪い方向になりそうだから言わないとか、そういうことじゃなくて、言わなきゃわからないことばかりなんだ世の中って。だから4人はそれを乗り越えて成長できたのだろうって思います。

4.最後に

ふりふらは、アニメ版映画が9月には公開されます。主題歌はBUMPです。検索してたらどうやらアニメ版が先に公開で実写はあとだったようです。正直同じ尺ではなく、アニメ版は地上波とかで1クールで丁寧にやった方が良かったのではと思いました。ただ見てもないのでこの感想は無意味ですが。んーーーアニメ版も気になる。

久しぶりの青春映画でもうすぐ30になるおっさんはきゅん死しました。はぁ浜辺美波可愛い。何言ってるんだろう。

マッドマックス 怒りのデス・ロードを見て、世紀末を思い出そうと思います。

以上、感想でした。長文読んでいただきありがとうございました。

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