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esの用法


Hallo Leute! 少しお久しぶりになってしまいましたが、皆さんお元気ですか?私はまだまだコロナの煽りを受けながらも、なんとか腐らずに自分にできることを頑張ろう!と思っている所です。

さて今日は、"es"の用法について整理していきたいと思います。それでは、los geht's!


es

esってよーく使いますよね。そのesはどのような時に使われるのか、これを機に整理しておきましょう!

esを主語として置く文は大きく分けて4種類です。

🎨天気
🎨時間(朝、昼、夜など)、季節
🎨自然や時間の現象(遅い時間、暗い、明るいなど)
🎨決まった言い方

これだけだと少しわかりにくいと思うので、例をあげてみます。

🎨天気

Es regnet. 雨が降っている                      Es donnert. 雷が鳴っている                     Es nieselt. 霧雨が降っている                     Es hagelt. あられが降っている

天気を表す時は、必ず主語はesでしたね!日本語は主語がなくても文が成立しますが、ドイツ語は主語に応じて動詞が活用変化するため、主語は必須です。その為、esを置くことで文を成立させます。


🎨時間(朝、昼、夜など)、季節

Es ist Morgen. 朝です                        Es wird Nacht. 夜になる                       Es wird Frühling. 春になる

このように時間や季節を表す際にも、主語はesを使います。理由としては、天気の所で書いたものと同様です!


🎨自然や時間の現象(遅い、暗い、明るいなど)

Es ist schon spät. もう遅い                     Im Winter bleibt es lange dunkel. 
冬は暗い時間が長い         
Es wird hell. 明るくなる   

これは例文を見て頂いた方が分かりやすいかと思います!


🎨決まった言い方

Wie geht es dir? 元気?                       Es geht um 〜が問題である                     Es gibt 〜がある                          es ist それは〜だ                           

このようにもう定型文として覚えてしまうべきものの中にも、主語をesにしているものは多くありますね。そして、この決まった言い方の中には、esを主語としてではなく、目的語として置くものがあります。

es abgesehen haben auf+4格 
〜に狙いをつけている、嫌がらせをする 
Sie hat es nur auf mein Geld abgesehen.                 彼女は私の金だけが目当てなのだ。                  出典:アクセス独和辞典 第3版 三修社
es eilig zu haben 急いでいる                     Ich habe es eilig.                           私は急いでいる。                          出典:アクセス独和辞典 第3版 三修社

そして、このように目的語としてesを置いた場合には、es が文の最初に来ることはありません!


esとdass


では次に、esを主語として置いた場合の、dassとzuの使い方について見ていきましょう。まずは例文から見ていきます。

Es ist verwunderlich, dass viele Menschen Smalltalk nicht mögen.           
Dass viele Menschen Smalltalk nicht mögen, ist verwunderlich.

多くの人が世間話を好まないのは不思議だ。

Viele lehnen es ab, ein nichtssagendes Gespräch zu beginnen.      
Ein nichtssagendes Gespräch zu beginnen, lehnen viele ab.

多くの人がたわいもない会話を始めることを拒否する。


これらのことからわかるのは、dass、zuを使った文が文の頭に来た場合は、esは必要ないいうことです。因みに、各ボックスの下の文章の形は、(dass,zuが文頭に来ている文章)どちらかと言えば書く際に使われ、話す際は上の文章を使うことが多いです。



おわりに

いかがでしたか?B2まで勉強された方なら、当然だよね、という内容でもあったと思いますが、こうしたことを改めて整理すると、それもまた少し自信になるのではないでしょうか。

それでは今日はここまで。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


Bis dann :)


*記事の中で使用した例文は全て、Ernst Klett Sprachen GmbH, Stuttgartの "Aspekte neu Mittelstufe Deutsch" より引用しています。

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