ことのはのめも、再び。

2008年5月に、運営していたサイト「めもるるる」というところで不定期に更新していた日記のタイトルが「ことのはのめもでした。タイトルを決めた際にきっかけとなった文章をそのまま抜粋します。

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この「ことのはのめも」というタイトルには個人的に深い意味があります。
高校時代、古文・漢文の担当だった先生が新聞記事などを読んで感想を書いたコラムのようなものを、ある程度たまったら1冊の本にしていました。
内容は新聞の記事を原稿にはりつけ、その横に先生が手書きでコメントを書くというスタイルです。
生徒と欲しいと言う人に配る程度の部数だったように記憶しています。
私はこの先生の雰囲気や喋り方や文字が大好きでした。
この先生の字がまたいいんですよ。味があって。
つい先日、母から「あの先生の冊子見つけたよ」と聞き、上京したついでに持ってきてもらったのです。
その冊子のタイトルが「ことのはのめも」でした。
そもそもこのHPが出来たのは私が日々メモっていたものを形にして、誰かに見てもらいたいなという気持ちからでした。
だからあちこちで「メモ」という言葉を多用しているわけですが、この先生の冊子が似たようなタイトルだったことに、何か運命的なものを感じてしまいました。
許可は頂いていませんが、タイトルに使わせていただこうと思います。
ここはコラムやエッセイというとおこがましいようなむずがゆいような。
やはり「めも」がしっくりきます。
早速その先生の冊子をパラパラとめくっていたら、新聞の読者投稿欄に関するコラムがありました。
――動物の『ナマケモノ』と『アホウドリ』を改名してあげるべきだという投稿を見つけたけど、そんなにこだわることはないのになあというのが私の素直な感想である。
『ナマケモノ』や『アホウドリ』にしてみれば人間からどう呼ばれようがわかりゃしないし、それらの名づけにはどこか親しみが込められているように思うのだけど如何?――
いやもうホントおっしゃる通りです。
ちょっとふっと笑ってしまうような、そんな文章を書く先生でした。

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これを書いたのが2008年5月7日でした
特になんの節目でも無いけれど、あの日から私の環境は大きく変わりました。
何かに遭遇した時に感じたことや思ったことを文章にして、またぼちぼち残しておこうと思います。

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