第7稿 夜景

第7稿である。今回のテーマは夜景である。
なぜこのテーマなのかは安直である。小生がちょうどこの7稿を書いているのは名古屋帰りの新幹線車内である。日も落ちて真っ暗な外と車内の照明の対比に時折、家や工場の光が目に映る。
夜景と聞いても三大夜景といったことや恋人と訪れるもののイメージが強いのだが専ら写真を撮るために行くことしかない小生にとっては難しい内容である。
夜景に望むのはただ一つである。将来、自らが夜景を作り出す残業サラリーマンを避けたいということだけである。
特に内容が出てこないので乗車する前から今の状況までを事細かに記したいと思う。
時は戻ること数時間前である。帰りの手段に困り果てていた小生は容量の小さい脳みそをフルに活用して考えていたのである。頭の中では早く布団で眠りたいという欲望と何かひと工夫入れられないものかという考えで溢れていた。そこで浮かんだのが新型で帰るということである。この新型で帰るのは新年早々打った手である。ただ前回は各駅停車であった。今回はなんと言ってものぞみである。静岡県に1つも止まらないのである。新型の高速走行は如何ほどかと小生の要らないオタク部分が出てきたのである。
そんなこんなで新型で走るのぞみの座席を指定したのである。
いざ、乗ろうとホームに上がって待っているとやはり遠くから配置の違う白いライトがやったきた。そう、N700Sである。全くどう足掻いてもでんしゃオタクが出てしまうのであろう。
一度乗ったことはあるものの車内はやはり綺麗で明るいのである。一通り席で荷解きをしてグリーンスムージー片手に車窓を眺めながら7稿を書いている次第である。
やはり、座席左右に頭を持たれかけることができる部分があるのはとても大きいのである。寝るために設計したのかと突っ込みたいほどである。
さて、ここまで全く夜景と関係無い話をしてきたが夜景を見ながら書きつつ大きな揺れも感じずに走っているのぞみ号であるがすでに掛川を通過しているのである。小生は夜景と心地よい揺れ、そして寝るためにあるような座席ですでに夢の中にいきそうになっている。
そのためここらで締めたいと思う。夜景と言いながら全くつまらなくテーマから大きく外れているが7稿を締めさせて頂く。では8稿で。

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