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イベント体験取材vol.3 エンタメ部

メモ魔フェス広報チームでは、メモ魔塾の部・ゼミ・サークルの雰囲気や、普段どんな活動をしているかを体験という形で取材し、皆さんにお届けしていきます!

第三弾はエンタメ部です!9月9日(木)の21:30〜23:00に行われた、「江戸幕府とは?」というタイトルのお話会に参加させていただきました!

おかみさんの司会進行のもと、江戸時代に詳しいまいとさん、ともやさんがアツく語るトークイベントとなりました...!

今回は、そんな臨場感たっぷりのエンタメ部の体験レポートをお届けしたいと思います!


なお、「エンタメ部とはなんぞや?」という方はぜひ以下の記事をご覧ください↓



江戸幕府の成り立ち

私事ですが、何も歴史について詳しいわけでもなんでもないですから、正直Zoomに入る前は「ちゃんと話についていけるかな...?」と不安を感じていました。


開始時刻になって、おかみさん、まいとさん、ともやさんが入室してからお話会がスタート。

まいとさんは江戸時代の何をテーマにするかは特に決めていなかったとのことで、まずは司会のおかみさんの「どうして江戸幕府が作られたのですか?」という問題提起から話が始まりました。

事の発端は豊臣秀吉の後継ぎ問題。

(詳細を書くとごちゃごちゃするので省略しますが、)秀吉はなかなか後継ぎに恵まれず、後に江戸幕府初代将軍となる徳川家康が五大老の筆頭として台頭していました。

家康がリーダーシップをとって朝鮮戦争に出兵していた兵を日本に帰還させ、1600年には天下分け目の戦いと呼ばれる関ヶ原の戦いに勝利し、家康はついに「武家のトップ(征夷大将軍)」として江戸幕府を開きます。

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...ここまでの部分は、「ほーほー」とうなずきながらも何も発言できなかった筆者の姿を想像しながらお読みください笑




江戸幕府が200年以上も続いたワケ

このへんから、「なぜ江戸幕府は長続きしたのか?」というテーマに移り変わっていきました。

結論からいうと、その答えは「大名(武士)の力を徹底的に削ぎ落とすための仕組みができていたから」でした。

・大名たちは「親藩」「譜代大名」「外様大名」に分けられ、全国に散りばめられていた

・にも関わらず、参勤交代により1年交代で江戸まで来なければならなかった

・江戸城の建築作業が各大名に割り振られていたため、そこにお金と人を充てる必要があった


さらに大名の中には、「たま〜に将軍が別荘に遊びに来る」という理由だけで、江戸の別荘にお金をかけまくってもてなした、とも言われているそうです。

将軍に圧倒的な権力とカリスマ性があったからこそ、このような行動がみられたのでしょう...!


武士の力を削いでおくことで、ほとんど内乱のない安定した平和な時代が築かれたのです。

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このへんは経済の流通に関する話で、「もしかしたら現代に転用できるところがあるんじゃない!?」と思ってテンションが上がってきた段階です笑

なかなかディープな話が続き、ついていくのに必死でした...

そう思ったのも束の間、めちゃくちゃ興味深いお話が次に展開されました。



社会的立場を”買う”

武士の経済力が削ぎ落とされていたこのころ、逆に経済的余裕が出てきたのが農民・商人でした。

江戸時代の後期になると、農民・商人の経済力が増して、とうとう武士の身分を買う者が現れます。

武士になると社会的地位が高くなるので、武士になった元農民・商人は発言権を得て、一揆などを起こすようになります。

実際、幕末の主役を担った大名たちはもともと農民だった人が多く、経済的余裕も武力も両方ある「武士っぽくない武士」だったそうです...!

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(↑かの有名な榎本武揚も、元々は武士ではなかったそうです!)



現代に通ずる流れ

歴史を紐解くことで、現代で起きていることを読み取るヒントを得られる!ということに非常にロマンを覚えました!


「武力を買う」と言われると現代の我々にはピンときませんが、「権利をお金で買う」という流れは現代でも普通にあることじゃないですか?

特にクラウドファンディングなんかでよく見る「イベント運営に携われる権利」や「個人スポンサーになれる権利」なんかは、江戸時代の社会的立場の売買ほど大きなスケールではないにしろ、比較的当たり前のように行われるようになりました。


でもでも、これって冷静に考えると、「貨幣経済が整っている」「権利を持っていない人々が不満を覚える」という2つの条件を満たさないと生じ得ない現象じゃないかと。

私たちが思い描く”昔の時代”は、「物々交換でやりとりして、生まれ持った身分に特に疑問を抱かずに一生を終える人ばかりだった」イメージがどうしてもありますが、お話を聞いているとどうやらそうではなさそう...!?

「もともとその権利がなかった人が、”お金”を使ってその権利を手に入れる」という流れが、遅くても江戸時代の末期には行われていた、というのがなんだかとても興味深かったです...!


他にも幕末の鍋島直正についてなど、たくさんお話のテーマがありましたが、皆さんの情報量とお話しスピードが早すぎて、膨大な量になってしまいそうなので、このへんにとどめておこうと思います笑



予測不可能のエンタメ部

とにかく聞き応えたっぷりの1時間半でした!

とはいっても、ず〜っと話を聞いていただけではなく、初参加ではじめましての私にも話を振ってくださり、全く飽きることなく進行していきました!


エンタメ部の雰囲気として感じたことは、「とにかく自由奔放で、誰も予想していない方向に話題が進んでいく」ということ。

冒頭でもお伝えした通り、企画を立ち上げたまいとさん自身もテーマを決めていなかったようですし、その場にいる全員のコメントからいろんな方向に話が飛んで...という展開が新鮮でした。

むしろその”予測不可能な話の流れ”を、その場にいる全員が楽しんでいるようにも思えました!(実際、初参加の私でも上で述べたような思いがけない示唆を得られたわけですし...)


改めて、こんな新参者をあたたかく迎え入れてくれたおかみさん、まいとさん、ともやさん、ほんとにありがとうございました!!

他にもラジオトークや動画作成プロジェクトなど様々なイベントが行われていますので、エンタメ部に興味を持っていただけたら、これを機にぜひメモ魔塾共通科からエンタメ部のグループをのぞいてみてくださいね!


また、10/24のメモ魔フェスでも、エンタメ部がよく企画している人狼ゲームが行われます!

メモ魔塾に入っていれば誰でも参加できますので、ご興味ある方はぜひエントリーしてみてください!

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