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『リトル・マーメイド』3回目

『リトル・マーメイド』、3回目行ったー。
2回劇場で見た作品は結構あるけど、3回は『千と千尋』以来だ。

July 4th weekend前の今日で終演する劇場が多いけど、まだまだロングランしそうなのでキケン。

今回思ったのは、権力側も真面目に契約に縛られる物語って聖書のアイデアだよなーということ。
アースラはいろいろハックを試みるが(この話でいえばアリエルの記憶を奪っとくとか手下を回すとか)3日の約束を破ることはしない。
いやそこ自分がかけた魔法なんだから旗色が悪くなった時点で2日目でも破棄すりゃいいのでは...と思うけどそれだけはしない。
あの世界であっても、契約変更は不可、という不条理な前提をみんなが共有している。

眠り姫でも白雪姫でもラプンツェルでも、ヴィランはちゃんと自分が言い出した取引条件を守る。
アースラもその意味では聖書が言うところの「真実な方」なのだ。

自分が民や悪魔と結んだ契約を破れないがために愛息を十字架につけるというウルトラCに走った「全能の」神を思う。

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