見出し画像

組織を超えたリーダーシップ。その12『適応力の高いリーダーシップになるための4要素』

2019年3月に書いたnoteを再編集しています。

---

リーダーは大変だ

例えば・・・。

・不確実性が高まっている。だから長期的予想や従来型の戦略プランニングの有効性が低下。強い力だけで大丈夫なのか・・・。
・あちこちで境界が曖昧に。
・誰が主導的立場なのか?あっちか、こっちか。
・企業の経済合理性の追求と社会的意義、2つの整合はとれるのか。
・従業員の情熱や創造性、どう活かせばいいのだろうか。
・競争がますます多様化している。

自社が目の前の課題に対して適正なアプローチをとるために、リーダーはどうしたらよいか。

その答えの1つは、適応力の高いリーダーシップのスタイル。

適応力の高いリーダーシップになるための4要素

1. ナビゲート
2. 共感
3. 自己修正
4. ウィン-ウィン

1. 事業環境を「ナビゲート」

・指示命令ではなく、関係者のやりとりの背景にある文脈をマネジメントする。
・多様な選択肢を生み出すために多様な考え方を育む。
・状況により最適な人やグループがリーダー役を担う。
・常に自分の周りの世界に疑問を呈する。

2. 「共感」をもってリードする

・他人の目を通して世界を見る。
・目的意識を共有する。
・功績に対して、自主性を尊重することにより報いる。

3. 「自己修正」を通じて学習を促進させる。

・個人やチームが実験を通して学べるようにする。
・「シグナル感知・対応力」を鍛える。
・組織が自己修正する敏捷性を高める。

4. 「ウィン-ウィン」の解決策を創造する

・コラボレーション(協業・共創)のプラットフォームを築く。
・企業の境界を越えてリーダーとしての影響力を及ぼす。
・ビジネスモデルをより広い社会的・環境的背景と整合させて「ソーシャル・アドバンテージ」を構築し、企業の持続可能性を高める。

環境に応じたリーダーシップ・モデル

あくまで一般論ではあるが、例えば・・・。

安定した業界にも混乱は起こる。
不安定な業界では、日々混乱。
どちらも実験志向のスタイルは必要になる。

とにかく「やってみよう」なスタイル。

業界が成熟し、環境が安定していく時期には、熟考・分析志向のスタイルが最適かもしれない。

変化に弱い組織が、変化の必要性に追い詰められた場合、現状を打破するために強力な個人にるリーダーシップが求められる

適応力の高いリーダーシップの重要性が高くなっていく。

参考文献


組織を超えたリーダーシップについて考えるマガジン

不定期ですが、組織を超えたリーダーシップについて1テーマづつ書いていきます。これは自分自身も組織を超えた働き方にシフトしている状況なので、それを冷静に、客観的に見ていくため。という意図もあります。興味ある方は是非。


アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。