「企画」は、「アイデア」と「制約条件」の間にしかない。
1年前に書いた「結果と課題と「問い」と企画についての図解」についてのnote。改めて多くの方に読んで欲しいと思い、タイトルや一部文章を調整して再掲載します。文字数としては800文字程度ですが、企画をつくる時に非常に大事な点を整理しました。
企画を考える
<例題>
目標ユーザー数が100万/月なのに、現状のユーザー数が1万/月の場合。どう企画を考えるか?
<図解>
<企画を考える時の鉄則>
「結果」は「課題」ではない。
ユーザー数が少ないは「結果」でしかない。
ユーザー数が少ないは「課題」ではない。
<企画を考える前に「課題」を発見する>
結果に対して、何故そうなったのか?を「問う」ことを行う。
まず最初に注目して欲しいのは「期間」と「目標のギャップ」の部分
この2つの指標はプロジェクト内で完結できる要素。自分たちで決めた要素。そこを「問う」。市場や競合の動き、施策の投入タイミングなどの「問い」に切り込んでいく。
・ギャップが極端に大きい場合は何かがおかしい。
・期間が適切かどうか?は確認。
・投下予算が少ないのかもしれない。
・市場がもはや無いのかもしれない。
「期間」と「目標とのギャップ」はシンプルな最初の「問い」
「問い」で真の課題を見つける。
「問い力」=「課題発見力」
<企画を考える>
「課題」を発見したら解決する企画を考える。
大事なことは、いくらたくさんのアイデアを考えても、実現性がなければ企画にはならない。
実現性には様々な要素がある。
・デザイナーはいるか?エンジニアはいるか?
・広告予算はあるか?
・実現するための期限はあるか?
・タイミングは適切か?
・法律的に大丈夫か?
・決裁者の合意は取れるか?
つまり「制約条件」
「企画」は、「アイデア」と「制約条件」の間にしかない。
本日のnoteは企画を考える時のお作法の一つの話。
合わせてこちらも読んでいただけると嬉しい。
「良い問い」について考えることも始めています。
運営サイト:良い問いを創る。yoitoi.com
アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。