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考えるための大事な視点・考力

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考えていること、思考のヒントなどのnote
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#新規事業

「すぐ結果だせ」を分解して考える

「Q思考」を読んでいる。 「早い結果」を求めると、疑問が抜け落ちるたとえば「リーン・スタートアップ」運動のパイオニアで、企業や起業家に機敏で柔軟なアプローチをどう取り入れるかを教えているエリック・リースは、これまで私たちの社会では、「問い」ではなく「答え」を出すことにインセンティブが働くシステムが築かれてきたと指摘する。 「これまでの産業経済では、答えを見つけることと自信を示すこと、それがすべてでした」とリースは説明する。「やるべきことをやれば答えがわかるはずだ、疑問があ

大企業にはアイデアの数が足りないのか?

定期的に読み返している以下のログミー。久々に読み返してみた。 読み返す度に違う視点がうまれる。現在の状況によって見ている部分が異なるのだろう。 「大企業に勤めていると五感を使わなくなるよ」という話が書いてあって。社内と競合しか見ないと、“二感”しかなくなる。つまりものすごく世界が小さくなって、ものさしが小さくなっちゃいますよということです。いろんな変化に対応できない。 “二感”しかなくなる。この“二感”ってのは ・上司のものさし ・競合他社 新規事業をやろうと思ったら

新規事業を創出する人たちと、ゲームの話をネタにしたディスカッション準備中

来週頭にメーカー系の企業でゲームを題材にしたディスカッションベースの勉強会を行います。 大体4章を想定しています。 そして時間は特に決めていない。 1部|スマートフォンゲームのファンコミュニティについて最近のファンコミュニティについての話を少し。 2部|ゲーム的、発想のヒント私自身もゲームプラットフォームの戦略・企画そしてプロジェクトマネージャーという立場で見てきました。 そんな私が、企画・戦略を構築する上で参考にしてきたモノを題材にする予定。 例えば、「オンラインゲ

ケイパビリティ(組織能力)の何で勝負をするのか?を決定し経営の資源を集中的に投下する。

競争の優位性を確立するにはいくつかの方法が論じられているが、それをケイパビリティ(組織能力)にフォーカスして行く考えがある。 ケイパビリティ(組織能力)の何で勝負をするのか?を決定し経営の資源を集中的に投下する。 BCG 未来をつくる戦略思考: 勝つための50のアイデアケイパビリティをベースにした競争時間という軸での競争で優位にある企業、すなわち、新製品を迅速に市場に投入し、ジャスト・イン・タイムで生産し、顧客の不満に素早く対応している企業は、他の側面でも優れている傾向が

適応型ビジネスの生態系を創る9つの指針。そして残酷なパラドックスの話

大企業における新規事業開発をいかに進めるか?という問題にアチコチで遭遇しています。そんな状況を打破するためのヒントが沢山ある「BCG 未来をつくる戦略思考: 勝つための50のアイデア」50の評論が掲載されています。これを1章単位で整理してtipsにまとめていくシリーズの3回目です。 BCG 未来をつくる戦略思考: 勝つための50のアイデア 適応型ビジネス・エコシステムの特性、構築の指針、維持の指針適応型ビジネス・エコシステムは、多様なプレーヤーから構成され、プレーヤーたち

戦略を選ぶための戦略の話。企業が選べる戦略のスタイルは4+1の中から

オープンイノベーション、DX(デジタルトランスフォーメーション)、新規事業開発担当と接する機会がとても多い。 ほぼ共通しているワードが、 【大変だ!】事業環境が大きく変化。  ⇒が、周りは変化していることに鈍感な人が多い。 【大変だ!】過去の成功体験が通用しない。  ⇒が、周りは過去の成功体験に縛られる人が多い。 【大変だ!】競争相手が多様になっている。  ⇒が、周りは相変わらず同業種での競争相手しか見ていない。 つまりは、中々前に進まない。困ったもんだ。 本日の通勤の

経営者が新規事業を失敗させてしまう7つの罠について - 管理ゼロで成果はあがる

株式会社ソニックガーデンの創業者で代表取締役社長の倉貫義人さん。最近「管理ゼロで成果はあがる」という本も出版され話題となっています。 その倉貫義人さんが2016年に書いたブログは新規事業担当者や決裁をする役員などに絶対理解して欲しいもの。是非以下のブログを読んで欲しい。 経営者が新規事業を失敗させてしまう7つの罠7つの罠! 罠1:たくさんの関係者を入れる人が多くなると調整に時間もかかり良いことない。 新規事業に人は足りないくらいがちょうど良い。 人手が足りなければ知恵を

新規事業にまつわる話|2018.11.27麻野耕司さんのツィート

リンクアンドモチベーション取締役 /ヴォーカーズ 取締役副社長 の麻野耕司さんのツィートが示唆に富んでいるのでメモとしてnoteにも書いておく

新規事業は大体失敗するのに担当者を既存事業と同じ評価基準で判断しては駄目

新規事業は成功確率が低い。だから「あの事業が上手くいかない」と言ったほうが楽。しかも実際失敗したら「だから俺が言ったでしょ」と正当化できるため、ネガティブ評論家が沢山でてくる。 新規事業開発・・・。企業の中で新規事業を起こそうとする「社内起業家人材」は希少、しかし・・・。 新規事業あるある話・社内の評論家による横槍 ・新規事業の組織を既存事業の下につける ・既存事業の抵抗 ・肝心の新規事業に対して割く時間が少ない。(兼務にする) ・過剰な調整と社内で承認を通すまでの大変さ