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考えるための大事な視点・考力

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考えていること、思考のヒントなどのnote
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#プランニング

「ふわっとした仕事を具体的なタスクに落とし込むスキル」の話

この記事は何度も引用しているんですが、最近も話す機会があったのでnoteに書いておきます。 今度ディスカッションするので、あらためての掲載という意図もあります。(note過去の記事を固定以外で上位表示にできないから。) ふわっとした仕事を具体的なタスクに落とし込むスキル 「明確なタスクをきちんと割り振って、ちゃんと進捗状況を管理出来る人」は結構いる。いわゆる教科書的なPM(プロジェクトマネージャー)は結構いる。PMBOK(Project Management Body o

狂ったアイデア

アイデアを考えるときに大事にしている視点があります。 良いアイデアより狂ったアイデアをスタートアップにとって良いアイデアとは、「悪いように見えて」「実は良い」アイデア である。つまり一見狂ったようなアイデアでなければならない。普通の良いアイデアなら 合理的な大企業や他の企業が実施しているので、スタートアップが狙うべきではない。 これは以下の馬田隆明さんのスライド 「あなたのスタートアップのアイデアの育てかた」で知ったものです。 こちらも! 逆説のスタートアップ思考--

結果と課題と「問い」と企画についての図解

企画を考えるときの大事なポイントを整理して図解をしてみました。 例として、目標ユーザー数が100万/月なのに、現状のユーザー数が1万/月の場合の企画を考えるポイントを整理してみました。 図解 図解の説明、思考過程の注意ポイントユーザー数が少ないは「結果」でしかない。 ユーザー数が少ないは「課題」ではない。 「結果」は「課題」ではない。 結果に対して、何故そうなったのか?を「問う」ことが大事 まず注目して欲しいのは「期間」と「目標のギャップ」の部分 理由は、この2つ

もやもやプロジェクトの整理についての2つの記事

私の喜ばれるスキルの1つが「”もやもや・ふわふわ”プロジェクトをスッキリさせてタスクに落とすまでができる!」という事なんですが、それについての記事2つ。 「ふわっとした仕事を具体的なタスクに落とし込むスキル」 ・具体的にどういう工程が発生するか?  ということを想定する「想像力、想定力」 ・どの工程を終えたらどんな状態になるか?  ということを導出する「論理力」 組織の中で、きちんとタスクを切れる人と非常に貴重。 曖昧な要件、曖昧な仕事というのは、それだけで「そのタスクに

改革か?変革か?

「外資系コンサルタントの企画力」という本。 考えさせられる箇所が多い本です。(企画のノウハウ本じゃないです。) 第4章 構想編「発想をビジネスに変えていこう」の章にあった言葉を引用。 求められているものは改革なのか、変革なのか 改革と変革の違いはなにか。正しい定義は別として、私は、英語で言うと、改革はRe-engineering、変革はTransformationというように、あえて区別して使うようにしている。 シグマクシスの倉重英樹会長は ・改革(Re-engin

企画を部下に作らせるときの6つの質問|プランナーのマネジメント01

本記事は部下などを教育する(OJT)的な視点の内容です。 「例えばあるイベントを部下が企画する場合」 イベントは例えばこんな感じ。 ・オンラインゲームの1周年記念イベント ・商店街のクリスマスイベント ・コミケに出る 目次(サマリー)大きく3つのステップに分けて考えてもらいます。 1.ゴールを明確にする 2.内容を考える 3.リリース後を考える さて、本題 *** 1.ゴールを明確にする1-1.KPIと目標を設定する 【質問①】 KPIと目標数値は何ですか?

企画書の構成要素から考える承認者の決断ポイント|企画の承認について02

2018/08/14に投稿した「企画を承認する立場の人の2つの視点・思考回路と企画者が求めているもの」の続き、企画書の構成要素から考える承認者(マネージャーあたりが対象)の決断ポイントについて こちらで書いた内容の いかに承認者に「決断」したもらうか?の話です。 「決断」のタイミングの話です。 企画書の構成要素は以下より ** 本題 ** 承認者はどのタイミングで決断するのか?決断させるのか?企画書の構成要素(目次 / アウトライン)の流れで説明します。 1.現状の

企画を承認する人の2つの視点と企画者が求めているもの|企画の承認について01

「企画が承認される」ということは 「承認者がリスクを負うこと受諾した」 ということ。外資系コンサルタントの企画力: 「考えるスイッチ」であなたの思い込みを覆す「判断と決断を混同させるな」から この「承認」ということについて注意したいのは、それが、相手に「判断」を求めるものなのか、それとも「決断」を求めるものかということなのだ。 判断というのは、何らかしらの一番よい答えのようなものがあって、いろいろな選択肢の中から、これが正解であると見抜くことだ。 それに対して決断とは、

理想と現実から考える企画書の作り方|企画の構成要素01

企画書の書き方シリーズ 理想と現実の間で整理しながら企画を作るやり方。 以下は最初に意識するイメージです。 「as is」「to be」理論とも言われています。 企画書の目次(アウトライン)1.現状の課題の整理 ・課題の共通認識があっているかを最初に確認する。 ・この時点で、ズレていると企画書をこれ以上読んでもらえない。 2.理想の状態について ・達成したいこと ・例えばPVを増やしたい。 ・利益を増やしたい。 ・残業を減らしたい。 3.理想と現状のギャップ ・「1