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考えるための大事な視点・考力

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考えていること、思考のヒントなどのnote
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2021年2月の記事一覧

関係性を可視化するプロジェクトデザイナーにとって必要なスキル、システム思考

昨日書いたnoteの続き、プロジェクトデザイナーにおける設計の「DESIGN」 この設計の「DESIGN」に必要なスキルの1つはシステム思考 様々な条件、課題、要望、そして個人のやりたいことの関係図を整理。本来課題は個々に存在するのではなく、前後に何かしらの関係が有る。複数の条件が重なる事もある。 例えば、条件Aが前提にあるから課題Bが存在する。ならば条件Aが無くなれば、課題Bも元々存在しない。とかね。 1つの課題だけに注力して解決をしようとしても、その根っこの部分か

プロジェクトデザイナーの本を書くとしたら?2021年2月編

整理したいことがありすぎて頭の中が散らかってきた。そんなときはnoteに向かって自問自答。本日はプロジェクトデザイナーの本を書くとしたら?というお題に挑戦してみる。 プロジェクトデザイナーの本を書くとしたら?2021年2月編 1章:プロジェクトの根本問題の章 まずプロジェクトワークにおける問題の根本は何か?と言う視点から語る。注目しているのが、経営者も協業している他社も自社内のメンバーも、、、いろんな人が関わるメンバーの「見ている景色」が違うせいじゃないか? 2章:プロ

自分に足りない事・スキルではなく、自分に必要な事・スキルは何か?をちゃんと考えてる?

足りないスキルって無数にあるじゃないですか。当たり前ですけどね。この「自分に足りない事・スキル」ばかり気にする・目が行く風潮って、すごーく多くありません? 自分で考えて「自分に足りない事・スキル」って何だろう?って思考 上司からの指摘で「自分に足りない事・スキル」を問われる雑なマネジメント。 そりゃ、できないことって沢山あるよね。神様じゃないし。 私が常々、特に若い衆に言っているのは(ちょっと説教ぽいけど) 自分に必要な事・スキルは何か?をちゃんと考えてる? って事

大企業にはアイデアの数が足りないのか?

定期的に読み返している以下のログミー。久々に読み返してみた。 読み返す度に違う視点がうまれる。現在の状況によって見ている部分が異なるのだろう。 「大企業に勤めていると五感を使わなくなるよ」という話が書いてあって。社内と競合しか見ないと、“二感”しかなくなる。つまりものすごく世界が小さくなって、ものさしが小さくなっちゃいますよということです。いろんな変化に対応できない。 “二感”しかなくなる。この“二感”ってのは ・上司のものさし ・競合他社 新規事業をやろうと思ったら

noteを沢山書いたら「過去の自分と対話」ができるようになった

先日1000記事超えました。 それなりの自分の資産、1年前、2年間の記事を読み返すのは自分自身の振り返りとしても楽しい。noteは「続ける事」を重視している。 少し振り返る。 最初は習慣付け「文章を書く訓練」 無理矢理書いていた。毎日書くって本当に大変だった。そんなに辛くは無かったのは良かった。これはnoteの設計、モチベーションを上げる仕組みの効用かもしれない。 フォロワー10,000人超えた時に書いたのが「大事にしている3つの価値」 ・「内なる言葉」に向き合うこ

自分で決める習慣、決めるを気楽に真面目にやろう。

昨日、目にとまったこのツイート まったく同意。 「自分で決める」を考える 「自分で決める」を難しく考えている人が多い気がする。まず「自分で決める」癖・習慣をつくる。ここをどうするか? 例えば私はnoteを「毎日書くと自分で決めた」(600日連続投稿中)。これまではせいぜい50記事ぐらい書いてブログなどは飽きて終わっていた。3ヶ月坊主。だけど続けられている。 その理由は内容は自分に向けてのmemo程度でよい。って「決めた」から。何なら「写真」でもよい。って「決めた」から

戦略は経営資源をどこかに寄せること。だから「戦略」は実行したら、どこかに弱い部分ができるよね?という話

2年前に書いたnoteを修正・加筆して再投稿。 正しい戦略は、正しく弱点をもつ 「戦略」とは、ヒト・モノ・カネという経営資源を、いつ、どこに、どれだけ集中投下するか?ということ。 別の言葉を使えば「片寄せ」 保有している経営資源をどこかに片寄せするわけだから、「新たに弱くなってしまう部分」が発生する。つまり、「戦略」がちゃんと「戦略」になっているのを確認する方法は、どこが弱くなるのか?を確認すればいい。 確認のポイント 「外資系コンサルタントの企画力」の著者、金巻龍一

越境が目的ではない

「越境することが目的ではない。」 組織の壁を越えて、越境して様々なプロジェクトに挑んでいく。杓子定規的な大企業は、そもそも組織毎の壁は高く厚い。そこを何とか乗り換えて、物事を進めていく『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』の世界。 越境って何だ? そもそも、プロジェクトに「壁」があることを前提にしていいのか? その前提が、思考を鈍らせていないか? このプロジェクトには「壁は存在しない」 これを前提にすることで見えてくる事はあるのか? そんな事を考えている、2月最初の週末

「熟い対立」と「冷たい対立」

プロジェクトをやると本当に色々な事件が発生する、大小色々とね。そして最も面倒なのが、「やっかいな人のマネジメント」 熟い対立か、冷たい対立かによって、対処方法は変わる リーダーは対立に直面することがある。対立はテリトリー争いから起こるものだ。しかし、これに対処しようと動く前に、まず立ち止まって次のことを問う必要がある。 「それは熱い対立か、冷たい対立か」 熱い対立:一人または複数の当事者が非常に感情的になっている。 冷たい対立:一人または複数の当事者が感情を押し殺して