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我が家の一生モノのインテリア

こんにちは!
最近「さくっとエッセイ」とか言いつつほとんどデフォルト3000字近い日が続いてしまってハイカロリーだったので(書き出すと長くなるクセをなおしたい)、今日は本物のさくっとエッセイをば。読了目安2分。

私は昨年の春頃に引っ越しをした。
引っ越しの荷造りの際にもとくべつ気をつけて梱包して、そして新居に棚が届いたらいちばんに飾った「一生モノのインテリア」がある。

じゃん。

100円ショップのミニホワイトボード

もう5年以上前に、父と母が東京に遊びにきて、狭い1Kの我が家に泊まったときに書き残したメッセージ。

当時、常日頃物忘れの多い私は壁掛けホワイトボードを家に飾っていた。

私が会社に行っている間に、父と母が熊本へ帰ることになっていて、その日帰宅するとホワイトボードに2人からメッセージが書いてあったもの。それをもうず〜〜〜〜っと消さずに飾っている。

母の
おかえり♡
又、来ます
病気しないように
元気でね。

父の
来春 又来ます 父

2人らしい字と内容でほっこりしたのだ。
結局、父に至ってはそれ以来東京へ来ていないので、この宣言はまったく実行されてないのだけれど「来春」と書かれているのでなんとなく毎年毎年「いよいよ来年の春には父がひょこっと来るかもな」なんて思える。

母のメッセージも、東京にいながらして、いつでもボードが視界に入れば母の体温や声色を感じられるようでほっとする。

どんな場所に越しても、あの日7畳の部屋で3人でぎゅうぎゅうに寝た日を思い出せる。

共通して、どちらも具体的な日付が書いてないからこそ毎年毎年、次会える約束が常にそこにあるようでうれしいのだ。


どこへ引っ越しても、まさかまさか結婚しちゃっても、いつか両親が天国にいってしまっても、ずっと大切に飾りたいなあと思っている一生モノのインテリアだ。




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