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私、なんだか死なないような気がするんですよ


最近、宇野千代さん(1897~1996)のこの言葉と出会って「言葉の力って凄い」と再認識した話



皆さん、おはようございます。

今日もなんだかジメジメしております。


そんな中、
そんなジメジメなんか吹っ飛んでしまうほど、

そして私の人生を大きく揺るがすと言っても
過言ではない出来事がありました。


というのは最近、
ものすごく衝撃的な文言に出会ってしまったのです。


それが​​タイトルの「私なんだか死なないような気がするんですよ」​​​
という文言です。


なんだか違和感があり、
馴染まない文言にも関わらず、

壮大な何かを感じずにはいられませんでした。



そのいきさつは、

たまたま読んだニュースの中の記事で、
ある方がこの言葉に物凄く影響されたという記事を読んだのです。

いや、この言葉ってありそうでなかった気がするんですよね。


そして、
これまでの人生でそんな発想になったことは、
これまで一度もありません。

むしろ「余命1年だったらどう生きるか」のように、
追い込み気味だったと思います。


これは究極のポジティブシンキングというか、
何かを超越しているようにも感じる言葉です。


心がざわざわしてきました。

そして何かファンタジーの世界へ導かれ、
自分がこれからそれに翻弄されていく予感を直感的に感じました。


ディズニーランドの入り口にいるような気分です。



現代では、ある程度の年代になると、

終わりを意識して、
終活とか生前整理とか、

その準備を始めるのがセオリー的になっている中で、

死なない気がするって・・・


もう終活要らなくね?ってやつです。



そしてこの言葉に衝撃を受けた私は、
すぐさまこの文言の由来を調べてみることに。


まずはWikipediaですが、
そこですでに私は度肝を抜かれました。


まずこの文言は、

宇野千代さん(1897~1996)
と言う方のエッセイのタイトルであり、

この本の中で、
宇野さんが放った言葉という事が判明しました。


そしてWikipediaを読み進んでいくと、

次から次へと様々な男性の名前が出てきては消え去る、
彼女の男性遍歴(のように感じた)が列挙されていたのです。


良く読み進めると、
4度の結婚をしておられるという事でした。

それはこの方の真っすぐで情熱的な人生を象徴し、
正に作品の根源になっていると思われます。


そして幼いころから文学に触れていた彼女は、

小説を書いて賞をとり、
数々の作品を世に送りだすことに。


そして結婚相手の男性の一人に影響を受け、

ファッションに興味を持ち、
なんと、日本で最初にファッション雑誌を立ち上げてしまったという、
経歴の持ち主でした。



当時ではまだまだ女性差別なども根深かったはずの世の中で、

どんどんアグレッシブに行動しておられる、
スーパーウーマンだったのです。


当時では考えられないほど、
時代の先を行っていたお方だったのですね。
ものすごい行動力です。



そして平成8年に98年の生涯を終えられました。



そしてその亡くなる半年前にこの、

「私なんだか死なないような気がするんですよ」
という言葉を言ったという事がわかりました。

この98歳という年齢とタイミングに益々度肝を抜かれます。



それもそうですね、納得です。

やはりそんなお方でなければ、
このような100%訪れる人の運命、「死」を、
「来ないかも」なんていう事はできないでしょう。


いや、人生って、
本当に自分が思うように考えや価値観を書き換えることができるんですね。


そして私自身も、
「私なんだか死なないような気がするんですよ」
というたった一文で、


これまでの固定概念をまるっきり覆えされてしまいました。
まるで箍が外れてしまったようです。


それは、
「死」に対する恐れや、
生きることに対する不安が、

目の前からすぅーっと消え、
霧が晴れたような感覚です。


なんだかこれまでの私は一度死んでしまって、
今は天で生きているような感覚です。


そしてこの先の人生は、
「死」という概念を持たなくても良いのではないかとも思えてしまうというミラクルが、私の中に起こりつつあります。


私はこれまで、
啓発系のノウハウやメソッドを沢山読んできました。


ところがこの一言は、
それらを軽く凌駕してしまいました。



この宇野千代さんの一言は、

劇薬であり、
特効薬でした。


もう私は、
すっかり宇野千代さんのとりこになりそうです。



そんな訳で、
宇野千代さんに興味が湧いてきましたので、


作品を読んだり調べたしてみたいと思います。

そしてこの方についても、
感じた事を綴っていけたらと思っています。

ちなみに画像は、
宇野千代さんがこよなく愛された、
「薄墨桜」の画像をお借りささていただきました。


そして・・・

言葉の力って本当にすごいと思います。

そして、私の人生は言葉によって育てられたと言っても過言ではありません。

これまでの人生は迷路のような人生でしたが、

世の中の皆さんの多くの「言葉」によって、
段々と自分の命の軸が出来上がって来たように思います。

そしてこうやってまた新しい言葉や概念を一つ知った事で、


今日という日は昨日の延長ではなく、

新しい始まりであり、
新しい発見であると、

心から思えるようになってきました。


多くの言葉を発信されている方々に、
心からの感謝を申し上げたいと思います。

本当にありがとうございます。

私もこれからまだまだ新しい言葉を学んでいきたいと思います。
そして私の心の言葉を皆さんにお伝えできるように精進していきます。


今後ともよろしくお願い致します。



それでは今日も皆さんの一日が素晴らしい一日でありますように。


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