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子育ては料理のよう

料理って、作る人によって味が変わりますよね。同じように作っても、全く同じようにはならない。

子育ても料理に似ているな、と思ったんです。

料理って、レシピはたくさん存在するし、ネットにもたくさん作り方が載ってある。一つの料理を作るのに、色んな作り方があるし、正解ってないですよね。家庭の味は、その家庭のやり方でしか出せなかったりする。

子育てもそれに似ていて。育児書や子育て法は世の中にたくさんありますよね。でも、それを真似したところで、全く同じようには育たない。どんな子育てをしても、誰も模範解答を持っているわけではないので、正解、不正解を出すのは難しい。その家庭のやり方次第で、子供の育ち方って大きく変わると思うんです。

仮に小さな頃から、学校なんて行かなくていい。サボってもいい。勉強しなくてもいい。と子供に教え続ければ、子供はそれが正しいと思うし、従うと思うんです。子供にとって、親は絶対的な存在だから。

これは調味料にも似ているなって。料理に入れる調味料次第で、味って変わる。砂糖が多ければ甘くなるし、醤油が多ければ辛くなる。

砂糖のように甘やかすだけでは、わがまま放題の子になるかもしれない。醤油のように辛口で怒ってばかりだと、子供は自信を無くして意欲のない子供になるかもしれない。

醤油と砂糖のバランスが大事なように、子育てもバランスが大事だと思っています。

調味料のように、足したり引いたり。味見をしながら子育てを進めていく。

昨日まで出来なかったことが、今日はできる。昨日は出来ていた事が、今日は出来ない。一進一退を繰り返しながら、子供は成長していきます。

子供の様子を見ながら、毎日入れる調味料を絶妙な匙加減で変えていく。これが親の務めじゃないかと思います。昨日と全く同じ子供はいない。少しの変化も気づいてあげる。少しづつ、少しづつ、子供への接し方も試していく。そうやって向き合う努力をした先に、子供の自立があるのだと思います。

料理を火にかけて、ほったらかしておくと焦げますよね。美味しくなくなりますよね。子育ても、子供をほったらかしにして、向き合うことを辞めた途端、心を開いてくれなくなると思うんです。

愛情かけて、時には手を出さず見守って。丁寧に作る料理のように。

子供の成長を見守れる親でいたい。そう思います。


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