あなたに合う場所がある
今日、知り合い3人とランチした時に、美容サロンオーナーの女性が
20代新人の女の子が使いにくいと言う話をしていた。
どう言う感じかと言うと、
サロンオーナーの彼女や先輩スタッフたちはその子のために手取り足取り丁寧に教えているそうだ。
だけど、あまりにできないし覚えられないので「????」や「努力が足りないんじゃない?」「こんなに手厚く面倒を見てあげている職場でダメならどこでも勤まらないのでは?」と思ったらしい。
これらのエピソードを聞く限り、それは発達障害グレーではないか?私はそう思った。
私は発達や精神など障害者の余暇活動や就職支援をしたり、一緒にアメリカの会議に参加したりと、この女の子みたいな人たちと現場で何人も接してきた。今も月一回地元でアートを介したメンタルサポートの場でASDの人と関わっている。
と、言うよりダイレクトに言うと私の仲間だ。
思わず私はその友人たちに初めて自分自身の経験を話ししてしまった。
鍼灸学校卒業後に大手の整骨院に就職した時、
私はまさにその20代の女の子と同じような状況だった。
つまり、新しい場面で時間に追われるマルチタスクが苦手だ。
私やその女の子のようなタイプは、オーダーされたことについて、他の人がどこをポイントにしているのかわからないため、これでいいのだろうか?いやこっちの方がいいのではないか?と、はたから見ると見当はずれのところを無駄に頑張ってしまう。
私の場合、興味や関心は素敵な虫を眺めることや絵を描く、本を読むこと。興味がないことはやりたくないし注意を払わない傾向があった。それで幼い時から親などから厳しく叱責され、自分の思ったようにしたら怒られる、だから間違わないようにちゃんとやらねばに相当な注意を払うからで、新しい物事を覚える短期メモリが足りなくなる。それで余裕がないのだ。
だけど、白紙から新たに創り出すとか、自由に表現する、と言ったことは得意。以外と勉強も得意だったりする。なぜなら1人でできる達成感のあるシングルタスクだから。私の強みは好奇心や創造性、審美眼。合う場所ではその強みを存分に発揮してちゃんと社会で大切な役割を担える。その女の子も高校卒業してから海外へバレエ留学していたそうだ。
話を聞いた他の友人たちも「え〜そうなの?そんな感覚感じたことないからわからないわ」と言っていた。4人中私1人がその女の子の感覚が痛いほどわかる。この割合はHSPの割合と近いんじゃないかな。5人に1人と言われてるけど、日本人はそれより多い肌感覚。
その会ったことのない若い女の子が、本当のところ、どうなのかはわからないけど合わない場で頑張ってしまっている状況だけは想像できる。
若い頃、私はこれを何度か繰り返してムダに頑張り過ぎた結果、抑うつになってしまったりした。
でも大多数が望むあなたでなくてもいい。
あなたにはあなたにしかない強みがある。
だから、その女の子や私と似たような人たちに伝えたい。
合わない場で無理して頑張って疲れ果てるよりも
あなたに合う場所を探そう。
この世の中には、あなたらしさを発揮できる場所、
あなたを応援してくれる人は必ずいる。私だって見つけられたんだし。
東京日野市で、「誰でも」「無料で」「アートを介して」「自分らしく自由にいられる」月一回の居場所活動をしています。ご興味ある方はFacebook、keyluck_doまでメッセージを。良かったらサポート頂けると嬉しいです。