無敵のADHDになる。ドーラ作戦!-3。ダバァーーーの極意。

前回の記事ではバインダーを使って、うまく先延ばしをしてシンプルにタスク消化していくための儀式をお伝えした。
けれど、超マルチタスクに倒れた僕はもっともっとシンプルさを極める必要が出てきた。

僕のADHD特性上、強烈な好奇心でやってみたいことが増えまくる中、与えられたタスクもこなしつつ、家事もこなしつつという生活は
なかなか頭が常に多動的に考えが移り変わりまくって忙しい。
そんな状態を解消するためにやらなきゃいけないダバァーっと捨てる儀式がもう一つある。

スキルをダバァーーーする!

改めて言うけれど僕は好奇心がめちゃくちゃに強い。
酒、タバコを嗜むことが無い僕は、ストレスが溜まったら気になるもの新しいものに手を出すことが多かった。
具体的には作曲に打ち込むかと思ったらフォトショップでコラージュ始めたり、そうかと思えばプログラミングを齧りつつ、小説を書いてみたり、飽きると楽器の練習に夢中になる・・・といった具合だ。
正直全部、お金に変えたい。そういう気持ちが強くて焦ることが多い。
とはいえ、仕事もあるし家事も片付けないといけない。
だからこそ、身につけたスキルを一旦手放す必要があった。

ポケモンのゲームをやったことがあるだろうか。
主人公が操作するポケモンたちは覚えられる技数に限りがある。
それと同じように、僕らが1日のなかで扱える技(仕事)も限りが当然のようにある。
ポケモンであれば「1、2のポカン!」で一旦技を一つ忘れることで新しい技を導入する。
これを僕らは「1、2のポカン!」で全部一旦忘れることにするニュアンスだ。
空いた技スロットの中に何を入れていくか一旦考える時間を意地でもつくることにした。
というか、病に倒れたので嫌でもそういったことを考える時間になった。

シンプルルールを作っていく。

空いた僕のスロットの中に何を入れていくか。
これを考えるにあたって役に立ったのが「シンプルルールズ」 が役に立った。
生活改善をするにあたって、綿密な計画を練ってみたり。
啓発本、仕事術、ビジネス書、あらゆるものには指南書として「これをやればうまくいく!!」という項目が数多く羅列されている。

僕、そんなアレコレできません👼

これにつきるのだ。
綿密なノート術、Todo管理、時間術、メンタル改善
こんなん全部できるようならADHDやってないわけです。
そんなわけで、自分の中での生活の指針をシンプルに明確化することのほうが生活改善として効果が高かった。

具体的には、日々の生活、判断の基準をあらかじめ3〜5つ程度のルールに決めておく。それだけ。
23年4月現在、調整中ではあるが生活においては以下のようにまとめている。

・生活(お金)に直結する行動を優先する。
・家事は1日に1〜2つまでに限定して週間で予定を組む。
・疲れてるとき・満たされてる時は物事を判断しない。
・なるべく考えない、明日の自分に託すスケジュールを組む。
・「優雅であれ。」これを忘れない。

また、生活(お金)に関することは、スキルを一旦忘れた上でやりたいこと、やれることをパズルゲームの要領で一貫性ができるようにした。これもまだ調整中ではあるが。
スキルとしてできること、やりたいことは以下の通り。
音楽に関わる業務全般、web全般のプログラミング、adobe系のツールの取り扱い、小説等執筆、インスタレーションアートの作成。

これらのなかでまず維持費のかかるadobe系のスキルは一旦手放した。
htmlをはじめとするプログラミングはChatGPTなどAIを活用することで、ある程度雛形ができるし、テンプレが世にたくさん出ているので“習得”と言う過程は捨てることにした。
最終的に残った音楽、小説、インスタレーションアートの作成。
音楽系の業務は10年ほどキャリアがあるので、これをもとにほかの業務へ応用すると言う形で新たに仕事を作っていくことにしている。
具体的に言えば
小説を書く⇨世界観に沿ったサウンドデザイン、作曲をする⇨作った不思議系の音をインスタレーションアートや展示用の音楽として提供する。

こういった一連の流れをあらかじめ作ることで、習慣的に作品を増やし続け、作品たちに働いてもらう仕組みを作っている途中です。

もう少しシンプルさを追求したり、やることを減らす必要は感じているけれどこのプロセスをまとめて「ぼくは魔法使いになる。」
と心に決めている。
音楽だとか専門的な何かになるのではなくメメノメメという魔法使いが魔法で生活していくイメージ。
まだまだ理想を追いかけているだけだけど、あれやりたいこれやりたいと好奇心が暴走する中で「これは魔法使いに必要か!?」と問うことができるので物事の判断がしやすくなる。

改めてダバァーーーする。

本末転倒では??となるけれど
ある程度やり方を決めて実践しても、どこかのタイミングで必ずダバァーーーの機会を設けることにしている。
一度計画したらおしまいではなく、好奇心を持ってあらゆることに手を出してしまうので、定期的に自分が何をやっているかを確認する時間が必要になる。
生活習慣のなかで本で読んだことを実践してみたり、スケジュールを仕上げてもそれ通りにならないことが多い。
それを綿密に組み直すのでなく、ある程度ラフに空にして、組み直す方が性に合っているようだ。

前回の記事で書いた通りある程度記録をつけたり、バインダーにまとめているようなバックアップ体制が整っているのであれば
真っ白からの復旧は割と簡単になる。

自分を客観視できるようになるまで。

これらのプロセスを行うにあたり、実際のところ効果はあったのか?
自分に合っているのか?の主観的な判断をするにあたって結局は常に自分を客観視する感覚が必要になってくる。
自分の中の違和感を監視できるのは自分しかいない。

そこで役に立ったのが、結局のところ瞑想だった。
小難しいこともスピリチュアルなことも特にはやっていない。

次回は、瞑想やってみたらこうなった的なものを書いていきたい。

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