銀河の行軍<脚力>
無間地獄に落ちていく亮はすでに自分が何をしてしまったかわかっていた。だからこそ落ちていく無間地獄が耐えられなかった。わかっていながらも、そして学んだことをまだ繰り返す自分が許せなかった。どうしてそんな阿呆なのかと自分を悔いた。悔いて悔いて自分を呪った。自分を許すことはせず、ただただ自分を痛めつけるようだった。されとて、その痛みの行く先を創造することもできなかった。無間地獄に落とされた理由はわかったのに、そしてそれを告解しているというのに、まだ速度をゆるめず自分は落下している。