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【子育て】ぼく一緒に自転車したかったの

家の近くの公園に下の子供達2人と一緒に遊びに行った時のことです。次女はコマつきの自転車、一番下の息子は足こぎのバイクを持って、それに砂遊びのためのバケツとスコップも持って行きました。
最初はそれぞれのバイクでくるくると公園の周りを回りながら楽しく遊んでいました。息子は乗り物が好きなので、どんどんどんどん回っていきます。次女は弟と一緒に自転車で遊んだり、走って弟の後を追いかけたりしていましたが、途中で飽きてきたようで、砂場遊びを始めました。

弟も誘って砂場遊びをしていましたが、弟はやっぱり自転車でグルグルと回っていたかったようで、少しすると
「やっぱりぼく自転車する」
とバイクに乗って行ってしまいました。

しばらくは別々の遊びをしていた二人ですが、弟が次女のところにやってきて、突然作った山を壊して走り去りました。次女は少し怒りながらも
「もう!やめてよー。もう一回作り直さなくちゃ」
とまだ余裕のある感じで自分の遊びを続けました。そうするとまた弟がやってきて、同じように作った山を壊してバイクで走り去ります。

さすがに次女も怒って
「もう!ほんとにやめて!」
大きな声で怒られた弟はしゅんとなって、隅っこに座り込んでしまいます。

次女にちょっと待っててねと声をかけてから弟に近づきます。
「お姉ちゃん、お山を壊されてすごく悲しかったんだって。」
「ぼくやりたくないもん」
「そっか。お砂遊びはやりたくないんだね。それじゃあ自転車で遊ぶ?」
「うん。でもお砂遊びやりたくないもん。」
「いいよ。お姉ちゃんはお砂遊び、ぼくは自転車遊びでいいんだよ。」
「お砂遊びやりたくないもん。」
「そっかー。お砂遊びはやりたくないんだね。」
「ぼく、お姉ちゃんと自転車したかったの(泣)」

何度も似たようなやりとりをした後に、突然ものすごい勢いで泣きながら、本当はお姉ちゃんと一緒に自転車遊びをしたかったことを伝えてくれました。

「そっか!ぼくはお姉ちゃんと自転車遊びがしたかったんだね。だから、お姉ちゃんにお砂遊びをやめてほしくてお山を壊してたの?」
「・・・うん。」
「お話してくれたからパパにもわかったよ。じゃあ、お姉ちゃんにもお話したらわかってくれるかもしれないね。パパと一緒に言ってみる?」
「・・・うん。」

「お姉ちゃん、一緒に自転車遊びしよう。」

次女は弟が泣き出したところから驚いてこちらをずっと見ていて、弟がどうして邪魔をしてきたのかもよくわかっていたみたいで、すんなりと
「いいよ!」
と元気に返事をしてくれました。

そこからは二人でまたバイクで走り回ったり、砂遊びをしたり。
まだまだ言葉で伝えるのが難しい年頃ですが、こういう伝えられたという経験を何度も繰り返して、自分の気持ちを言葉にして伝えられるようになってくれたらいいなと思います。

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