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aoneko
さつまいも
「パパ!これ持って!」
バスから降りるや否や、開口一番に娘が言った。
そこには、とても重そうなビニール袋がある。なんとなく予想はついたが、「なになにー?」と言いながら片手で持とうとする。にやにやしながら見つめてくる娘。ひょいっと持ち上げるつもりが、少しよろめいてしまった。
「これ、とっても重たいなー。」
そういいながら、力を入れ持ち直す。おそらく娘と似たような重さだ。とても重い。
「へへっ。今日すっごくがんばったからね!」
得意げに語る娘。
そう、今日は幼稚園でサツマイモ掘りの行事があったのだ。大好きなサツマイモが獲れると非常に楽しみにしており、朝出かける前から「今日いっぱい獲ってくるね!」と大張り切りで出かけていった娘。その言葉通り、15kg近くはあろう量のサツマイモを持って帰ってきたのである。
「今日これでサツマイモご飯作って!それで、おいしかったら『ありがとう』って言ってね。」
御飯に何かをのせたり、入れたりするのが苦手な娘だが、自分で獲ってきたサツマイモは特別なようだ。娘のリクエスト通りサツマイモご飯を作ってみんなで食べた。
「おいしいよ。ありがとう。」
自分にできることが何かを模索しながら、とりあえずできること、発信できることから始めようと思います。少しでもリアクション頂ければ励みになりますので、よろしくお願いいたします。