高速料金ぼったくられていた話。
マレーシアに来てから一番ショックだった出来事が先日発覚。
端的に言うと、高速料金を通常の約20倍の料金引き落とされていた・・・・
なぜこんなことになってしまったかというと
マレーシアの複雑な?知らないと恐ろしい高速料金システムについてまず解説。
Touch and Go と RFID
マレーシアの高速料金所に現金払いのゲートはありません。
支払い方法としては以下の3つ
①Touch and Goのカードをかざす
②Touch and Goカードが挿入されたSmart Tagで無線通過
③RFIDと呼ばれるシール状のタグを車に貼って無線通過
Touch and GoはQR決済、送金などもできる日本でいうPayPayのような決済アプリ。
お店なら大抵使える&お友達への送金・受取もほとんどこれ。
これに派生したカードがあり
アプリ上で入金できるタイプのカード(enhanced card) と、コンビニやwatson(薬局)でチャージするタイプのものがある。
②のsmart tagに挿入するのはこのenhanced cardと呼ばれるタイプのカード。もし料金所で資金不足になっても、オンライン入金すれば通過することができる。
現金払いをできない以上、①から③のいずれかの手段がないと高速料金は支払えないわけです。
そしてさらに言うと、時折ゲートが封鎖されたり
反応が悪くカードやタグの読み取りができずに前に進めない車が発生する。
そうなると後ろに並んでいる車たちは大惨事。
前の車が突如バックしてくるわけです。
後ろの車にもぶつかりそうになるし、板挟みになることも多々あります。
まだ車の数が少なければいいものの、大行列だと大変。
ちなみにゲートには非常用のインターフォンもありますが、
これを押したところで大抵マレー語で応対されるのでパニック度はさらに増します。
と言うわけで、心配性の私
①-③の全ての手段で決済できるようにしようと、Smart TagもRF IDもtngカード計3枚持って運転していたわけです。
日本だとETCカードさえ差しておけば
ほぼ100%通過できるし、料金も後日請求で通れないと言うことはまずないかと思うのだけどマレーシアは違う。あらかじめチャージしておかないと通れない(信用問題・・??)
入り口と出口で同じ決済方法のレーンに入らないとダメ
ちなみに③のRFIDと言うのは一番新しい決済方法なのだが、同様にシールタグにTouch and Goのアプリ上のウォレットと紐付ける必要がある。
つまりTouch and Goのウォレットは同一なので私はRFIDでもSmart TagでもカードをかざしてもOKなのだと思っていた。
つまり入り口はカードをかざして、高速を降りる時はRFIDで通る
と言うことをしていたのだがこれがやってはいけなかった・・・
入り口と異なるゲートを出た場合、単純に入場記録がないため
一区間30RM〜以上の引き落としをされることに
車を運転し始めて2ヶ月経った頃にようやく気が付いた。
なぜ気付かなかったかと言うと
料金所のゲートで、引き落とされる額が表示されるのだが
見事にマレー語のためそれがカード残高だと思っていて
「なんかいつも残金37RMくらいだなぁ・・」と間抜けな程疑わなかったわけである。
落とした時のヘッジであまりまとまったお金を入金しないようにしてたので
100RM入れてもすぐなくなり「あれ、こんなに使ったかなぁ?」と思いながらも2ヶ月間ちゃんと明細を見てこなかった。
そして見事に自分の壮大なミスを確信した時
なんとかTouch and Goのマイページにログインして問い合わせてみたけど結果は返金できず。
そりゃそうだよな、、と思ってはいたもののやはりショックだった。
マレーシアの高速安いなぁと思ってたばかりに
まさか一区間1000円以上払っていたとは・・・
マレーシアで運転される方がいたら
これだけはやらないようにしてほしいと思い書いておきます。。涙
逆に今気づいてよかったと開き直るしかないけど、
日本のETCって改めて素晴らしいなと思ったのでした。
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