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キューバに今から行くのはもう遅い。だけど、明日にでも行かないと手遅れになる。

1961年より55年の国交断絶を経て、昨年2015年アメリカのオバマ大統領がキューバとの国交回復を宣言した。
2016年3月にはオバマ大統領がキューバを訪問するという歴史的なイベントもあり世界中のニュースを賑わせている。

1960年代から時代が止まったように思われているキューバ。確かに街にはカラフルな 年内のクラシックカーが走り、当時から修復に修復を重ねた建物は歴史と趣を感じタイムスリップしたような錯覚にすら陥るのは確かだ。

経済制裁により豊かではないが、教育、文化、道徳面でのレベルはとても高く、識字率は世界一(もちろん日本より高い)、医療レベルも高く災害時には他国への派遣などでも有名。治安もよく中南米で一番安心して旅できる国だとも個人的には思う。

しかし、現在世界の注目の的となっているが故、ハバナの小さな空港には世界中から絶え間なく飛行機が降り立ち、ホテルは満室、旅行会社はチケットや部屋の確保をすることができずツアーを組むことすら難しい状態。ダウンタウンの狭い道にはアジア人(中国系)や欧米系の観光客が溢れかえっており、竹下通りのような状態。

観光客が多いということは、観光客を相手にしたビジネスも盛んになっており、小規模の個人事業2010年から許可されたキューバでは、民泊やタクシーなどの事業が盛んになっている。
国民が国から貰えるのは月$15〜20、しかしクラシックカーを所有し、タクシーとしてお客を捕まえれば1時間で$30稼ぐ人も少なくない。
民泊システムであれば1泊$15〜。月収がたったの1時間や一晩で稼げてしまうのだ。

街中にスターバックスやマクドナルド、はたまたタコベルができる日も遠くない、ともよく言われている。高価なインターネットはシェアされており、facebookやtwitter、Gmailのアカウントを持つ人にもたくさん会った。
家電屋のテレビにはアメリカのMTVが流れており、それを子どもたちは口ずさんでいる。

もう私たちが勝手にイメージしていたキューバはないに等しい。しかし、地方に行けばまだまだ私たちの望むキューバの姿がある。
そのときは覚悟を持って行って欲しい。なぜなら、そこにあるのは都市部のハバナとは違いクラシックなんて言葉では表現できない家屋に住む人たちなのだ。





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