見出し画像

#1 休む前の私(立ち上がり前)

休職前について少し振り返ってみる。
コンサルの洗礼を受けた話。

もともと私には、都心と地方のデジタル格差を無くしたいという目標があった
目標を実行するためには、
組織や企業はどういう問題や課題を抱えていて、
それに対して、どういうシステムやソリューション、ツールが存在していて、
どのような形で変革が実装されるのか知る必要があると考えてた

ちょうど、デジタル化がビジネストレンドになっていて、
時代ともリンクしてた

希望する経験を積みたいなと考えている時に、
現職の面接案内がきて、とりあえず受けてみることに。
面接官と話が盛り上がり(面接というよりディスカッション)
他社の内定と比較して、直感で面白そうだったのでオファー受諾。

このタイミングでは
どういう働き方になるのか、組織の文化、求められる期待値、期待値と実力のギャップ、、
具体イメージも、実態を把握しようとする姿勢もなく、
まあ働き始めたら頑張って周りについていけば良いや〜
くらいの認識だった
(こういう楽観的なところは、間違いなく長所!)

入社後のオリエンテーション中にファーストアサイン先(最初の配属先)が決定。

余談だが、
組織に配属先を命じられても、自身の希望やスキルとマッチしない場合は辞退することができる。
アサイン先を探す場合、社内の募集ポジジョンの担当者に自ら連絡をとり、
ほぼ面接のようなジョブインタビューを実施して、
双方が合意すればプロジェクト決定となる。
私は特にプロジェクト希望がなかったので、そのまま組織の指示に従った。

プロジェクト上司からの最初の指示は、
“”プロジェクト配属前の数営業日で、全ての資料を頭に叩き込んでこい“”
資料の量だけで、ハリーポッター全巻程度ある。
英文だけの資料、、得体の知れない大量のローデータ、、
新人の私には何が何だか意味不明。

記述内容の依存関係や専門用語の意味など、
不明点があれば、プロジェクト既存メンバーに都度質問できるものの
既存メンバーは皆忙しく、簡単に時間を割いてもらえない。
まずは全資料に目を通して、どこの資料にも明記されていないことを確認してから、時間の合間をぬって確認するような感じ。

体力と気力、集中力があったので、
なんとか頭に叩き込んで配属初日に間に合ったけど、本当にきつかった

""配属初日から、まるで今までいたかのように、
クライアント担当者と議論しなければならない。
クライアントとスムーズに議論ができなければ、すぐにリリース(プロジェクトから外す)""
と聞いていたので、とにかく死ぬ気でインプットした記憶がある

ただインプットするだけでは私の存在価値がなく、
プロジェクトの方針に沿って、
クライアントに新しい示唆や方針を提示することが求められる。

これまでの経緯や現在の取り組みを踏まえて、
自分なりに考えを整理して、価値のある意見を出さなければいけない。
思考に与えられる時間は僅か。
ここでようやく高い能力を求められているんだなと気がついた(遅い!)

のちに、様々なプロジェクトを経験しても
やはりアサイン前のこのキャッチアップ作業が1番きつい
泣きながら資料を読み込んだこともあった

周りの同僚は、
辛いよねーと言いつつも、涼しい顔で、サラッとキャッチアップして、
すぐ業務に溶け込んでいく

同僚の優秀さを目の当たりにして、能力の差を実感。

同時に、私もこの程度のことは、
当たり前に処理しようと心に誓ったり、、
どんな業務や作業に対しても、
""この程度のこと""と決めてしまう思考の癖が、
後々、自分自身を苦しめるんですけど。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?