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セッション6 3つの壺

今日の壺は3つ。

一つ目は白い壺で、中には普通の水が入っている。
二つ目は黒い壺で、中には砂が入っていた。ゴミなどが混じっている。
三つ目は、緑系の色がまだらに混じったような色で、中には壺と同じ色のスライムみたいな汚くて気持ち悪そうな物体がある。

三つ目にだけ、蓋をする。

さらに今回はふたを開けて壺に挑んでみることにした。

三つ目の壺の中にある物体は、手がつっこめそうだったので左手で中を探っていく。
すると突然物体の中に潜んでいた生物に、手をかみちぎられた。私は慌てて左手を引っ込め、自らの左手にショックを受けた。

仕方なく白い壷で血を洗い流していくと、いつの間にか手が復活していた。

私は三つ目の壺が憎らしくなり、二つ目の壺にあったゴミを三つ目に入れた。すると突如壺の中から、さっき私の手をかみちぎった生物が飛び出して暴れ出した。その生物はミミズのような図体をしているが、色は壺や、壺の中身と同じ色をしている。
私はすぐさま(なぜか既に差してあった)刀を抜き、その生物を何等分にも切り刻んだ。
切り刻んだ部分はそれぞれが一個の生物として動き出し(プラナリア?)悲しそうな表情をしながら見えなくなるまで向こうへ消えていった。

私は改めて三つ目の壺に厳重に蓋をした。

これでやっと安心できる状態になったので、すべての壺に手を加えるのを終わりにした。

今回は以上である。
まさか自分が壺の中身から加害されるとは思わなかった。
何か自分の中に、自分自身にも立ち入ってほしくない領域があるのだろうか、と考察が深まる。

最近の傾向として、やはり「複数あるうち一つの壺が、危険或いは気味が悪い」というものがある。形は違えど、何か共通のものを表しているのでは…等と考えている。

更新が遅くなって申し訳ありません!毎週何曜日、みたいにセッションを定期的にできないか模索しています。

それでは。

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