思い出の品は、たった一つでいい
父の日に、メッセージカードを作成し、それを写真立てに入れて送った
まだ感謝を伝えるにはもの寂しい気もする
100均で印刷するためのカードを探しているとマグネットシートが売られていた
私がブログや個人で描いた絵をマグネットシートに印刷し、それも付け加えた
先日食べたドーナツも、マグネットにすれば立派な思い出になる
マグネットは粘着力も弱くてあまり使い道がないけれど、物にすることでより愛着が湧いた
上に載せたのはドーナツに敬称をつけた名前の店舗の人気商品だ
このドーナツは一つ一つちぎって食べる方もいるらしいが、
私は、そのままかぶりつく派である
話を戻そう
そのほかにも、偶然見つけた父が好きそうなガチャガチャを見つけ、それも一緒に送ることにした
そう、なんだか足りない気がする、もっとあげたいみたいな思いで付け加えすぎた結果なんだかよくわからないプレゼントになってしまったのだ
なんならドーナツのマグネットは父に全く関係ない
相手との思い出、というより、私が美大生というアイデンティティから、私が制作したものをあげたくなったしまった感が否めない
決して少しうまく描けた気がしたから自慢したかったわけではない
決してだ
誕生日プレゼントやお土産を買うときも、この失敗をしてしまうときがある
誕生日プレゼントの場合
どれをあげれば喜んでもらえるか、見栄え的に寂しくならないかを考えると
一つではなく二つ、三つと買いたくなってしまう
お土産の場合
ついついテンションが上がりお土産としての思い出を買いすぎてしまう
ものをたくさん買うことはあまりないが、食べ物と同時に記念のキーホルダーなどを買う場合が多い
だが、一つの土地で、多くのものを買った時のお土産よりも
父との旅行で買ってもらえたたったひとつの鉱石がいまだに私の宝物なのだ
私は小さい頃綺麗な石が好きで
たくさんの石を集めていたが、どれも思入れに残るものはない
たった一人の父の、その場で買ってもらえたたったひとつの鉱石だけが私の思い出となり愛着を持って持ち続けている
ほかにも、父から買ってもらったものはたくさんある
だが、なぜかこの石は特別だった
もし、この鉱石を2つ買ってもらえていたら、私はあまりこの石に思入れを持たなかったかもしれない
思い出の品は、たった一つでいい
今日もお疲れ様です
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