教員やめました。無職日記1日目
4月1日だ。
私は9年間務めた教員を3月でやめた。
今あるのは遊ぶ予定しかないカレンダー、転職活動への不安、仕事がない開放感、のみである。
最終出勤後、まずしたこと
まず、髪の毛を派手な色に染めた。
多分、教員には服装や身だしなみの細かいルールはないため厳密には染めても問題はない。
それぞれの学校独自にGパンはダメ、とかネイルはシンプルなものを、とかふんわりとした空気感が流れているだけである。
実際今までロン毛・ヒゲ・メッシュ・金髪・ジェルネイルなどおしゃれを楽しんでいる人を見てきた。
でも派手に染めていることを何か言われて、それに対して言い返すとかそういう労力のいることをする方がめんどくさいので大体の人はしない。
だから仕事をやめたら髪の毛をすごい色に染めてやろうとずっと思っていたのだ。
半年以上前からあらゆる友人どの髪色が似合いそうか聞いて回り、いくつかの案を最終的に美容師さんに見せて何色にするか決めた。
染めたあと、カットを待っている間に隣の席の女の子が話しかけてきた。
「めっちゃ良い色っすね。かわいい」
「え、ありがとうございます。実は仕事をやめて、せっかくだし派手に染めちゃおうかなって・・・」
「新たなスタートって感じっすね。私はこれから桜色にするんです、でもその色もいいな。その色めっちゃいい。」
「春だし色白だし桜色すごく似合いそう。春が終わったらこの色にしたらいいですよ」
「そうっすね、ああいいな〜その色。本当にいい。」
その後何回もかわいいな〜いいな〜その色と言ってくれた。
ハイトーンが似合うその子もかわいかった。
ちなみに結果はこれ
ずっとナチュラルカラーだったし、それが自分に似合うと思っていたので鏡を何回見ても慣れない。
友人はいいね!と言ってくれたのでいいことにする。
新しい自分に会えたみたいでなんか嬉しい。
そうすると次は金髪にしちゃおうかな、とかピンクにしちゃおうかなとか色々欲ができた。
でも当分はしないかも。頭皮がすごくヒリヒリする。
そして、無職へ
そして本日4月1日。
私は晴れて無職になってしまった。
朝ごはんを食べながら、今頃みんなはじめましての挨拶して、年度初めの会議をしてるんだろうな〜とか考えた。
まるでズル休みした日みたいだった。私にはもうなんの繋がりもないのに。
ポートフォリオや書類の手直しをして、スイカゲームをして、転職活動の相談をして、スイカゲームをして、また手直し。
昼寝をしたら終わる、本当に終わると思って過ごしている。
ずっとこんな日を待ち望んでいたのに、いざくるとちょっと寂しいような気もする。
職場の人が餞別にくれたカップでお茶を飲んだ。
保冷保温機能があるカップ。
毎日同じ場所に行って誰かと言葉を交わすというのはやっぱり大切なことだったんだなあ。
まあしばらくはこんな生活を楽しもう・・・。
つづく
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