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フリーランス9年目の私が考える「フリーランスに一番必要なもの」



フリーランスに必要なものってなんだと思いますか?


先日、友人からこんなことを聞かれました。

「めるしーはどうやって今の仕事を始めて、9年もフリーランス続けてこれたの?」


どうやって仕事を始めたか。

実を言うと、わたしはまったくの未経験素人からこの業界に飛び込みました。
しかも、最初からフリーランスでした。
どこかの企業に属していたとか、何かの賞をもらって、とかではないんです。

そんなコネもツテもなにもないわたしが、どのようにして仕事をもらうに至ったのか。
それに関してはかなり長くなるので改めて書きたいと思いますが、
9年フリーランスを続けてこれた理由のひとつとして、「これが一番大事だな」と確信しているものがあります。


それは、「図々しさと遠慮のなさ」です


えっ本当に? と思いました?
それってむしろマイナスなことなんじゃないの? と感じたかもしれません。

それがどう大事なのか。何故一番大事だと思うのか。
解説します。



最初に書いておきますが、
フォロワーさんに背中を押されて、試験的にこの記事を有料記事にしてみました。
でも無料でほぼ全文読めます。
あと○文字と表示されている部分に入っているのは、どうしてもできない方向けのアドバイスです。

この記事が参考になったな、つづきの部分も読みたいな、
と思ってくれた方は無理のない範囲で投げ銭をお願いします。




日本人は遠慮しすぎる


それが日本人のいいところでもあるんですけど、
基本的に清貧、一歩引いて、控えめ、謙虚に、
ということを美徳とする傾向がありますよね。

謙虚さ。これはフリーランスとしても大事なことです。

でも謙虚であることと、必要な時に主張しない、というのは別物なんです。


そして、ことフリーランスとして食べていくにあたっては、
「必要な時に主張する」というのは必須のスキルだったりします。

でも、とくに日本人ってこれが出来ない人が多かったりするんです。

「こんなこと言ったら迷惑だと思われないかな」
「図々しい人、って呆れられてしまわないかな」

そう思って自分の主張を引っ込めた経験、誰しも一度や二度あるのではないでしょうか。

それ、フリーランスで生きていくためには、引っ込めない方がいい場合が多いです。


「必要な時に主張する」ことができないとどうなるか


フリーランスが「必要な時に主張する」ことができないとどうなるのでしょうか。

・低単価・低賃金で働かされてしまう
・必要な改善案を提案できずに全体の質が下がってしまう
・無理な案件を引き受けてしまい、自滅してしまう
・そもそも最初の一歩が踏み出せない

ざっと並べただけでもこれだけのマイナスポイントがあります。
ひとつひとつ見ていきますね。


低単価・低賃金で働かされてしまう


これはとくに、新人が越えられない壁として立ちはだかることが多い問題です。

最初○○円で受けていた案件。
もう自分は新人ではないと思うけど、いったいいつまでこの値段で受けていればいいのだろう。
フリーランス2、3年目くらいの人がぶち当たる悩みですね。


この時にフリーランスに求められるのは「単価交渉」というスキルです。
そしてこれを進めるためには、「必要な時に主張する」ということができないと不可能なんです。

これが言えず、何年経っても新人の頃と同じ低単価で受け続けている……という同業者の方もいました。
これは何年も続けていくにつれ重くのしかかってくる問題です。


必要な改善案を提案できずに全体の質が下がってしまう


これも特に新人の方に多いのですが、「必要な改善案を提案できない」

どういうことかというと、
クライアント(仕事を発注してくれる企業)からの指示に盲目的に従うだけで、
より良くするという方に思考が向かない、
ということです。


1年目の方はこれができなくてもなんとかなります。
むしろ、「はい、はい!」と素直に聞いてやってくる方が好感を与えられたりします。

でもこれができないと、2年目3年目と経過していくにつれ、どんどん苦しくなっていきます。

何故か。
クライアント側も打てば響く人材を求めているからです。


「この人、言われたことはやるけどそれだけなんだよな……」

という人より、

「この人に依頼すると、こっちの予想以上のものが返ってくるな!」

と思わせられた方が勝ちです。
この差が、今後も仕事の依頼がくるかどうかに繋がってきます。

向こうの予想以上のものにするには、時として「改善案を提案」する必要があります。


注意しないといけないのが、
あくまでもクライアントの要望は全て叶えた上で、ということ。

クライアントの要望を無視して、自分の要求ばかりするのは違います。それはやってはいけないことです。


このへんのさじ加減や提案の仕方、ひいては提案を通す方法は難しいので、また別の記事で詳しく書きますね。


無理な案件を引き受けてしまい、自滅してしまう


無理な案件とは何か。具体的に言うと……

・不可能な納期
・自分の能力で対応できない案件


大まかにこの2つです。


「明日の○時までに納品してください!」
なんて緊急案件もざらに存在します。

しかし、本当は出来ないのに引き受けてしまい、 結局納期に間に合わせられないと、結果的にあなたの信用がなくなってしまいます。

自分の能力で対応できない案件も同じです。
「納期には間に合ってるけど、クオリティがちょっと低すぎるな」
という評価になってしまうこともあり得ます。

つまり、時には依頼を断る勇気も必要、ということです。

でも大丈夫。対応策は断るだけではありません。

前述した「必要な改善案を提示する」に繋がるのですが、

「変わりに○日の○時までではいかがですか?」
「この部分は私では難しいのですが、この部分までなら可能です」

という提案をすることで、事故を回避することができます。


そもそも最初の一歩が踏み出せない


フリーランスで仕事をしたい方にとって、
一番ハードルが高いのが「最初の仕事を受注すること」です。

もし今現在企業に属して仕事をしており、そこでのスキルを活かして独立したいと考えているなら話は別です。

でも、未経験からスタートする時、一番大変なのは最初の一歩を踏み出すこと、ですよね。

この時に大事なのがまさしく「図々しさと遠慮のなさ」です。

「仕事をください!」
「実績はまだないですが、私は○○ができます!」

こう主張しないことには最初の仕事はもらえません。


まとめ・今からマインドを変える


ということで、わたしが思うフリーランスに一番大切なことは、
「図々しさと遠慮のなさ」です。


いえ、正しくは「必要な時に主張をする」ということなのですが、
ついつい控えめになってしまいがちな日本人には、図々しいくらいでちょうどいいと思うのです。

フリーランスで仕事をしていると、
大抵いつか、依頼が途切れて仕事がない時期が発生します。
そういう時、自分から「仕事をください」と言えないと、いきなり無職無収入になってしまいます。

そういう時に自分から主張して、営業をして仕事を取る。
この考え方が大事です。


今からフリーランスとして働いてみたい方。
今現在フリーランスで働いているけど、いまいち奮ってないなと思っている方。

今日から「図々しく、遠慮せず」を意識してみてください。



それでもどうしても、なかなか主張できない、という方へ。
以下は具体的な方法のアドバイスです。

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