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#54 放課後デイの見学③

MelonPapaです。発達障害の5歳の息子との生活を通して感じたことや見聞きしたことを発信しています。

来年の息子の就学に向けて、就学先と並行して放課後デイについても情報収集を進めています。#41#42で書いたように、これまで候補に挙げていた2か所は、なかなか息子や我が家のニーズにピッタリ合うものではありませんでした。先日、3件目の見学をしてきましたが、ようやく息子に合いそうな場所だなという実感を得ました。今回は、見学の時に感じたことを書いていきます。

アットホームで安心感を与える雰囲気

#41#42と同じ項目で整理すると、今回見学した施設の特徴は以下の通りです。
・規模:利用者10人程度
・送迎:あり
・メニュー:利用者の好きなように過ごす時間が多い
・障害の程度:様々
・老舗or新興:中間?

上記だけだと、特徴がうまく表現できていないので、以下に補足を書いていきます。
まず、これまでの2件はビルの1階を間借りした場所でしたが、今回見学したところは、一軒家を改装したものでした。子どもの立場から見ても、習い事に行くというよりも、友達の家に遊びに行くような感覚になるのではないかと思います。
また、日々の過ごし方は、利用者の好きなように過ごす時間が多いようです。スタッフの皆さんもとてもフレンドリーで、一軒家の広いリビングで、利用者とスタッフの皆さんが分け隔てなく思い思いに過ごしているのが印象的でした。「学校で過ごす時間でストレスを感じる子もいるため、ほっと一息つける場所にしたい」という代表の方の思いがそのまま過ごし方に表れているなと感じました。見学に来た息子だけでなく、妻や私も新しい遊び相手だと言わんばかりに話しかけてくれ、普段の様子を肌で感じることができました。
今通っている療育施設も、アットホームな雰囲気で、息子は安心感を持って伸び伸びと過ごしており、同じような雰囲気を持つ今回の放課後デイは息子に合うのではないかと思いました。実際、見学した際も、息子はおやつを食べたり、本を読んだり、初めてなのに自由気ままに過ごしていました。

印象的だった、スタッフ間の一瞬の引継ぎ

その放課後デイでは、送り迎え担当の人と施設内で利用者と過ごす担当の人を分担していたのですが、玄関先で送り迎え担当のスタッフから施設内のスタッフへの引き継ぎで印象的なことがありました。
送り迎え担当のスタッフさんが高校生の利用者さんを連れてきた際に、玄関で「今日、ご機嫌ななめです。学校で色々あったみたい」と一言添えて、施設内のスタッフさんへ引き継いでいるところを偶然目にしました。利用する子どもたちの中には日々の心の状態に波がある子も多いと思います。「私は送迎担当だから施設内のことは知らない」ではなく、利用する子どものことを考えて、担当から担当へきちんとバトンを渡していく。凡事徹底じゃないですが、手短だけれどもきちんと引継をしている様子を見て、この放課後デイの良さを垣間見た気がします。

思いとやり方が一貫している

放課後デイには色々なタイプがあり、利用する本人の特徴に合ったところを選ぶことが大事だと思います。ただ、共通して大事だなと思うのは、「思い」と「やり方」が一貫していることだと思います。今回見学した施設で例えるなら、
・思い:学校で過ごす時間でストレスを感じる子もいるため、ほっと一息つける場所にしたい
・場所:一軒家
・メニュー:利用者が思い思いに過ごす時間が多い
・スタッフ:子どもと友達のように接する(学校での先生と児童の関係とは異なる)
・業務:送り迎え担当と施設内担当の的確な引継ぎ
これらの個別要素がどうこうでなく、個別要素の中身が一貫しているからこそ、アットホームで安心感のある雰囲気を感じられたのだと思います。色々なタイプの放課後デイがあり、個別要素に着目しがちですが、個別要素の一貫性が一番大事だと思います。


というわけで、妻と相談の結果、息子はこの放課後デイにお世話になろうと思います。息子に合うところが見つかってホッとしつつ、たくさん情報収集をしてくれた妻にも感謝したいと思います。
今回はこれで終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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