#41 放課後デイの見学①
MelonPapaです。発達障害の5歳の息子との生活を通して感じたことや見聞きしたことを発信しています。
現在息子は年中ですが、あと1年ちょっとすると小学校に入学することになります。現在通っている療育施設では、小学校入学後に放課後の時間を過ごす「放課後デイ」を実施していないため、新たに行き先を探す必要があります。そこで、少し時期尚早ではありますが、家族3人で施設の見学に行ってきました。
施設によって特徴が様々
そもそも受け入れてもらえるか?という条件を覗いて、まずは「放課後デイ」とはどんなものか?を知ることを目的に、見学を行くことにしました。行き先の候補は妻が探してくれたのですが、実に様々な放課後デイがあることが分かりました。
・規模
・送迎の有無(学校⇒施設、施設⇒自宅)
・メニュー(しっかり決まっている、自由時間が多い等)
・通っているお子さんの障害の程度
・老舗or新興
等々、色々な特徴があるようです。
まずは情報収集であるので、自宅から比較的近いところに見学に行ってきました。
見学先①の様子
見学先①は、上記の特徴で言うと以下のような感じです。
・規模:利用者10人程度
・送迎:あり
・メニュー:自由時間が多い
・障害の程度:比較的重い
・老舗or新興:中間
私は放課後デイを訪問するのが初めてだったのですが、施設に入ってみて、息子が今通っている児童発達支援と似た雰囲気だな、と感じました。利用者さんが思い思いに遊んでいて、それをスタッフさんがサポートしているような状況です。息子も同じような印象を感じたのか、入って早々遊び始めてしまいました。息子の様子からみても、非常にアットホームな雰囲気だなと感じました。施設の方針としても「日中の学校で心身共に疲れる子が、一息つけるような場所を目指している。それもあって、自由時間を多めに取って思い思いに過ごすことが多い」とのことでした。施設の方針と実態がマッチしているのは良いことだなと感じました。
一方で、やや重い障害を持っている子が多いとのことで、当日来ていたお子さんも話せる子はほとんどいませんでした。息子は自分の要求はある程度伝えられるし、ある程度人の話も理解できるので、そういう意味では、「息子にとっては少し物足りないのかも?」と思いました。今の息子にとって居心地が良くても、成長した息子にとっての居心地はどうなんだろう?そんなことを考えると、悩ましい気持ちになりました。基本的には6年間以上通うことになるので、長期的な視点も必要になります。
最後はほっこり&しんみり
スタッフの方からの説明、質疑応答、室内の見学まで、30分程度だったと思います。その間、利用者のお子さんは思い思いマイペースに過ごしており、息子は息子で本を読んだり、DVDを見たり、走り回ったりして1人で過ごしていました。そして、いざ帰るタイミングになると、驚きの光景が。利用者の子どもたちは、それまでは息子を全く気にかけることなくそれぞれマイペースで遊んでいた(ように見えた)のですが、我々が玄関で身支度をし始めると、続々と玄関に集まってきてくれました。スタッフさんから「今日は、新しいお友達が来るので、みんな楽しみにしていたんですよ。」と言われました。少なくとも私は、そのような様子に気がつかなかったのですが、玄関に集まってくれたお子さんたちは、1人で遊んでいる時よりも皆笑顔なように見えました。言ってしまえばただの見学者なのに、スタッフさん、利用者さんの暖かい雰囲気にほっこりしました。
同時にしんみりというか、複雑な気持ちにもなりました。帰り際のお子さんたちの様子を見ると、本当は息子を歓迎してくれていて、もしかしたら一緒に遊びたかったのかもしれない。でも、帰り際になるまで、少なくとも僕は気がつくことができなかったし、お子さんたちも実際に表現できていなかったのかもしれないです。一緒に遊びたいけど、うまく言えない、表現できない。ただ1人で遊んでいるようにしか見えない。利用者さんの立場になって考えると、何とも言えない感情になりました。うまく文字に書くことができませんが、自分の気持ちを表現できない人の気持ちをきちんと理解してサポートしてあげたい、そんな気持ちになりました。
今回はこれで終わります。2か所目の見学については、また次回書きます。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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