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#51 息子と銭湯へ

MelonPapaです。発達障害の5歳の息子との生活を通して感じたことや見聞きしたことを発信しています。

息子も私も夏休みということで、兼ねてより気になっていた銭湯へ行ってきました。息子が通う療育施設のそばにいわゆる昔からある銭湯があるのですが、息子はなぜだかその銭湯に興味を持っています。療育の帰り道にその銭湯の前に立ち寄って、周りをうろうろ観察してから帰るのが習慣になっています。

先日初めてその銭湯に行きましたが、息子も楽しんでいましたし、私も心が温まる経験をしました。

洗い場で常連のおじいちゃんに親切にしてもらう

いざ銭湯に入ってみると、息子は見たことない景色に興味津々。昔ながらの銭湯ということもあり、中にいた人はおじいちゃんばかり。「なぜ裸のおじいちゃんがたくさんいるんだ?」と不思議に思ったのか、息子は周りをキョロキョロ。

いざ洗い場に入ってみると、2席連続して空いている場所が無かったため、端っこの席に息子を座らせて、私はその脇にしゃがむようにして息子の身体を洗い始めようとしました。すると、隣にいたおじいちゃんが息子に、「お、お父さんと来たのか。おっちゃんは他の場所に移動するから、ここも使って良いよ」と語りかけてくれました。おかげで私と息子は隣同士座ることができ、息子も「おじいちゃんいたね」とにこにこしていました。おじちゃんの言葉は理解できていなかったようだけど、親切にしてもらったのは感じ取っていた気がします。

身体を洗い終えていざ浴槽へ・・と思いましたが、お湯があまりに熱すぎました。口コミにお湯が熱いと書いてあたので覚悟はしていましたが、とても息子が入れる温度ではなく、残念ながら断念。代わりにシャワーを少し浴びてから上がりました。

番台のおばちゃんに親切にしてもらう

風呂から上がって着替えた後は、定番のビン牛乳!まさか牛乳を飲めるとは思っていなかった牛乳好きの息子は大喜び。初のビン牛乳でしたが、白いヒゲをつけながらグイグイ飲み干しました。

空のビンを返却するために番台のおばちゃんに声をかけたところ、「お湯には入れたかい?」と話しかけてくれたので、熱くて入れなかったことに加えて、近くの療育施設に通っていること、銭湯の開店を見届けていることを伝えました。すると、おばちゃんは「あそこに通っているんだね」「いつも見に来てくれているんだね」と喜んでくれました。そして、なんとベビースターラーメンのおみやげまでくれました。息子はまさかのおみやげに大喜び。ベビースターラーメンをしゃかしゃか振りながら、「おみやげ~」と言いながら銭湯を後にしました。

後で妻にこの話をしたら、息子は療育の帰りに、銭湯のシャッターが開くのを見てから帰るのが習慣になっているようですが、そのシャッターを毎日開けているのが番台のおばちゃんのようでした。夏休み明けに行った際には、妻におみやげの御礼を伝えてもらうようお願いしました。

人の温かみを感じたひととき

息子の経験のためにと思って連れて行った銭湯でしたが、洗い場のおじいしゃん、番台のおばちゃんの親切な対応に心が温まりました。こういう感覚になったのは、何だか久々でした。
お湯が熱すぎるのが残念ではありますが、今後も定期的に行ってみようかなと思います。

今回は以上で終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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