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子どもが学習障害(LD)かも?と思った時

我が子が学習障害かも?と思った時は、年少(3歳〜4歳)の時です。同い年の子が文字に興味を持ち始める子もいる中で、全く興味を持つ様子はなく、ほぼ文字というものが存在しないような感じで過ごしているなと感じました。

文字を覚えると、今まで見てきた世界が変わって見えてくるというか、世界が広がる感覚があるかと思います。「文字がわかる」という体験は、感動的なことだと思うのですが、そういう新しいこと・世界を知った時の喜びみたいなものを、子供が文字を見ている様子から全く感じとれなかったのです。子供が文字に全く興味を示さない様子に少し違和感を覚えたのが最初の気づきでした。

一番怪しいと思ったのは子どもが「文字を見ると疲れる」と発言した時です。通っていた保育園では、保育園内の壁や天井に貼られているひらがなを探すというゲームを通して、年中(4〜5歳)になってから少しずつ文字に触れる機会を設けてくれていました。そのゲームが楽しかったかどうか聞いてみると、「文字を見ると疲れる」と返ってきたのでした。

年長になると、いよいよ来年の就学に向けての準備を意識し始め、夫がひらがなを始め時計や数のドリルを買ってきて、子供と一緒にやるようになりました。時計のドリルをやっている時に、数字はだいたい読めている様子だったけど、時計のデジタル表記の問題になってくると、数字が急に読めなくなっていました。

就学直前になると私も夫も焦りはじめて、小学生になる前に学習障害かどうかを明らかにしたいと思い、保育園の先生に所感を伺ったり、地域の福祉センターに連絡して臨床心理士さんとお話したりする中で、学習障害の子の特徴があるということがわかり、確定はできないし程度はわからないけど、学習障害かもしれないという心配はより大きくなっていきました。

私が学習障害という発達障害のことを知っていたこと、文字がわかる世界を知ってほしいという気持ちがあって子どもが文字に興味を持つタイミングを待っていたということが、比較的早めに「そうかもしれない」と感じたのだと思います。それでも、文字を読めなくても困ることはない年齢だったし、難しい漢字を見ながら書き写す様子をみて、学習障害は杞憂では?とも思ったこともあり、「そうかもしれない」と「そうじゃないかもしれない」をいったりきたりしていました。

私にとって子どもが「学習障害なのでは?」と思った大きなサインはこの2つでした。

  1. 文字を見ると疲れる

  2. 数字のデジタル表記がわからない

  1. 文字を見ると疲れる  → 文字ということはわかっていても読めない

  2. 数字のデジタル表記がわからない  → わかりにくい表記は読めない

という感じで、読み書きについてつまづきがあるのではと思った点でした。

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