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和食はいつだって私たちと共にある
昨日2月23日に国立科学博物館で実施されている「和食展」に行ってきた。
その日が雨だからなのか、3連休の最初の日だったからなのか、国立科学博物館での開催が2/25までだからなのか展示室の中は人で溢れかえっており、整理券獲得のための行列も雨の中作られていた。
もちろん、和食展のラインナップに魅力を感じる人がたくさんいたことは言うまでもないだろう。
展示物は大きく分けて水、山の食材、魚、野菜、米、調味料、各時代の食事の変遷、現代の和食といった分類で展示されており、地域や時代での食材や食事の特徴や違いに驚きを隠せなかった。
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特に私が印象に残ったのはそれぞれの時代を生きた偉人たちの食卓や饗応膳の違いや江戸時代に出版され始めた料理本の展示である。
卑弥呼の食卓は魚介や肉をメインとしており(この時代の甲殻類アレルギーの人達は一体どうしていたのか気になる)、現在を生きる私たちから見ても豪華そのものであったのだが、長屋王、織田信長、ペリー、明治天皇と時代が進むにつれて食材もレパートリーも増えていっているのが印象深かった。
特に長屋王の食卓は奈良時代の庶民の食卓と並んで展示されていたことも相まって身分による食卓の差がありありと伝わってきた。
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江戸自体には料理書も出版され始めて多くの人が調理方法を知る機会が増えていったという流れは、現代の料理本やYoutubeのレシピ動画で料理の作る流れに通じるものがあった。江戸時代の料理書を作成した人達の話もNHKの時代劇あたりで作成されそうであり興味深かった。
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また、野菜のコーナーでは今現存する野菜はほとんど外から渡来してきたものであると聞いて驚きを隠せなかったし、魚のコーナーで展示されていたクロマグロたちの模型や昨年の夏から秋にかけて国立科学博物館で開催されていた海展を思い出してそれぞれの企画展のつながりを感じることができた。
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この企画展の開催が予告されてから気になっていたのだが、時代の流れで変わりゆく日本の食卓を通して「和食とは一体何か」を改めて考える良い機会になった。国立科学博物館での開催は2024年2月25日まで、その後は地方巡回も予定されているので「和食」「食事」に関して少しでも興味がある人はぜひこの企画展に足を運んでほしい。
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