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【22卒】私流インターンESの書き方

こんばんは、ぱんと申します。

今日は私なりのインターンESの書き方についての記事です。
*ES:エントリーシートの略。なにそれ?という方はこちらをどうぞ。


自己紹介・前提

自己紹介
・(今のところ)22卒として就活している東大工学部3年生
・見ている業界はIT系、業種はエンジニアとコンサルタント
 デザイナーも少し

私の記事を初めて見る方は

自己紹介記事
自己紹介記事②
私の得意なこと、苦手なこと
やりたいことがたまにわからなくなる話

あたりを読むと、どんな人間か分かってもらえるかなと思います。


前提
・本選考ではなくインターンのESについての記事であること(本選考でも使えるところはあると思いますが本選考を受けたことがないので保証はしません)
・完全に我流の書き方であること
・「この書き方をすればESが絶対に通る!」といった魔法のたぐいではないこと

ここまで読んでおっけー!という人は本編へどうぞ。わりと長編です。


本編-⓪自己分析

就活でなにかと聞く自己分析ですが、これはES執筆の際にも求められる作業です。今回必要な要素を分かりやすく言うと

過去、現在、未来

の3つとなります。あとで、それぞれのポイントを詳しく説明します。

ES、とひとことでいってもどういうことを聞かれるのかあまり想像がつかない方もいるかもしれません。
ESの頻出質問は以下のような感じです(このサイトの1~6)。
(注:私はクリエイティブ系の企業をあまり受けていないので、オーソドックスな質問を目にする機会がとくに多いと思われます)

1. 志望動機
2. 学生時代に力を入れたこと
3. 自己PR
4. 就活の軸
5. 乗り越えた困難
6. 当社でやってみたい仕事

また、上の質問以外にも、特に理系や専門職では大学での研究内容、専門領域について問われることが多いようです。

もし今ES提出に追われておらず余裕がある人は、この記事を読んで上の質問(1. と6. を除く)に対する自分の答えを400字程度でまとめておくとES執筆のいい練習になると思います。エピソードのストックにもなるので、後々1から書き始めるよりは格段に楽ができるはずです。

具体的な自己分析のやり方についてはあまたの方法がありますが、ESを書く段階で自己分析からがっつりやっていると多分一生書き終わらないので、下に書いたポイントを一通り書き出してみたら次の段階に進むことをおすすめします。②執筆 の段階になって書いているうちに印象的なエピソードを思い出すことも多々あるので、この時点で書けない項目があっても心配しないでください。

【ポイント】

過去
「自分はなにを経験してきたのか?」
→頑張ってやりきった経験や困難を乗り越えた経験だとなお良い。学生時代に力を入れたこと(いわゆる「ガクチカ」)で必ず考えることになる。
現在
「自分はどのような性格なのか?」
→それを示すエピソードもあるとより良い。分からなければ古くからの友人に聞いてみよう。

「企業を選ぶとき、なにを大事にするか?」
→いわゆる企業選びの軸
参考:OfferBoxリクナビ就職ジャーナル
必ずしも一つに絞る必要はないが、ある程度優先順位はつけよう。
より広く「人生で大事にしていること」を聞かれることもあるが、これは未来編の「人生の究極的な目標はなにか?」と似ていて、究極的な目標に加えその考えに至ったエピソードを用意しておくとよい。
未来
「自分の理想の将来像は?」
→企業ではなく職種という視点から考えてみる。
参考:職種図鑑

「人生の究極的な目標はなにか?」
→社会貢献がしたい、お金を稼ぎたい、楽しく生きたい、など。
さらに「なぜそれが目標なのか?(ex.なぜ社会貢献がしたいのか)」に対する答えも用意しておくと◎

自己分析に時間をかけるべき段階ではないとは言いましたが、最低限これらのポイントを考えておかないと、執筆を始めても手が止まってしまい何も書けなくなることが予想されます。一旦立ち止まり、自分なりの考えを整理することをおすすめします。

本編-①企業研究

ある程度自己分析ができたら、次は企業研究の時間です。企業研究は自己分析と比べさらに時間をかけずにやる人が多いと思います。

私もあくまでインターン選考であることもありここについては重視せず、「(企業名) 特徴」でググってONE CAREER(詳しくは ②執筆 で後述)を見たり、外資就活Goodfindあたりの記事を読んだりする程度にとどめています。
既に合同説明会などでその企業との接点を持っていた場合は、さらにその時のメモを参照するといいですね!

本選考を受けたいと思うくらい志望度の高い企業なら企業のIR情報やその企業の直近のニュースを調べることも重要かもしれませんが、ぶっちゃけそこまでやらなくてもESは通る(※自論)ので、ESやWebテストで通った企業のみ面接前に対策のために調べればいいかなあと思っています。

ES段階で調べるとよいことは以下で2点にまとめましたので参考にどうぞ。

①業務内容、企業理念やマインド
…マインドというとふわっとしていますが、例えばその企業の社員に多い性格や持っている価値観のことです。ESで「自分と志望企業がフィットしている」ことをアピールしておくと通過率が上がると思うので、ここで企業の特徴(業務内容と理念の二つの面)をつかんでおくことは大切です。

②インターンサイトの情報
…大体企業の公式サイトの中にインターンシップ特設のページがあったりするので、そこはきちんと読み込みましょう。とくに募集要項求める人材の欄には「その企業がどのような人材を欲しているか」を書いてくれていることが多いのでありがたく読ませてもらい、「私はこういう人材なので御社に必要じゃないですか?!!?ぜひ選考に呼んでね!!!!!」という要素を含んだESを書くのが理想です(突然感情的)。
また、面接で「もしインターンに参加することになった場合、具体的にどんな業務領域に行きたいですか?」などと質問されることもあるので、ESでそのような質問がなくてもこの時点でどこに興味があるのかは考えておいた方が良いでしょう。


本編-②執筆

いよいよ執筆段階です!ついにきましたね。

既に自己分析をある程度深めている人であればESを書くときに特別自己分析が必要ということもないでしょうが、そうでない人にはここが一番の関門になるでしょう。

さて、そのような人でもESで聞かれる質問(例えば志望動機)を書く方法ですが、非常に簡単です。

「志望動機 書き方」で検索しましょう。

なんか怒られそうですが、真面目に最善策はこれです。試しに調べてみると分かりますが、志望動機の書き方の流れ、例文やその企業に内定した人の書いた志望動機などがすぐに出てきます。私はマイナビ転職リクナビNEXTとかエンカレッジあたりのサイトを参考にすることが多いです。

あと、私が圧倒的におすすめする就活サイトがあります。ONE CAREERです。これと前述したサイトのいずれかを併用するといい感じだと思います。

ONE CAREERの推しポイントは、企業ごとに「インターン選考/本選考を分けて」、「内定者のみ」、「選考過程ごと(ESとか面接とか)」で検索できることです。ガチ有能。会員登録は必要ですが一回登録すると永劫無料でESが見放題です(あ、一応言っとくと関係者じゃないしお金は一銭ももらってません)。
ちなみにunistyleも同じようなサービスを提供していますが、私はONE CAREER派です。unistyleも会員登録が必要なのは同じです。

ここからの流れは

1. マイナビ転職 or リクナビNEXT or エンカレッジ etc…を見て書き方の流れをつかむ*
2. ONE CAREERの内定者ESを見て、1. で挙げられている項目と字数の兼ね合いについて考える**
3. 2. で絞った書くべき項目を(字数を気にせず)書き殴る
4. 3. の文たちを、論理が崩れないよう注意しながらひとつの文章にしてみる
5. 字数制限に合うように文量を調整

という感じです。

*1. について
設問によって書き方の流れは異なりますが、ここでひとつ大原則を紹介しておきます。有名なので知っている人も多いかもしれませんが、「結論ファースト」という考え方です。
例えば、学生時代に力を入れたことを聞かれたとしたら一文目に「私は学生時代に○○活動に力を入れました。」と書ききる、ということです。一文目が全文の要約になっているといえば分かりやすいでしょうか。
「社会人になったら結論ファーストは常識だよー」などという言説をよく聞きますが、ESを書く時点でこの原則を守れていると高評価が得られそうです。ちなみにこの原則は、面接の受け答えでも特に注意すべき点となっています。
結論ファーストについてもっと詳しく知りたい人はこちら

**2.について
ほんとうは1. で書かれている項目を全てESの中に含みたいところですが、企業によっては字数が短いなどで入りきらない場合があります。
そのような場合は過去の内定者ESなどを参考にしつつ、項目を「絶対必要な項目」「入るなら入れたい項目」「多分入らないし重要でもない項目(≒いらない項目)」に分類してから各項目について書き出すとよいです。

さて、5. まで済んだらESが一応提出可能な形になっていますね!お疲れ様です!
業界を知るために試しに受けている企業や志望度の低い企業(≒もし内定をもらってもそこに就職はしないだろうなという企業)ならここで提出してしまっても全然いいのですが、志望度の高い企業なら最後にひと手間を加えると通過率がだいぶ上がるはずです!もう少しがんばりましょう。


本編-③添削

はい、というわけで最終段階にやってきました。最終段階は、人にESを見てもらう「添削」です。
例えば学生時代頑張ったことのエピソードにしても、それを実際に体験したのは自分ですが、ESを読むのは自分のバックグラウンドすら知らない企業の人事なわけです。ESはとくに字数制限がありますから、誰が見ても分かりやすい文章を一発で作り上げるのは難しいと思います。

ということで、誰かに添削をお願いすることをおすすめします。
相手として一番いいのは「自分の性格をあまりよく知らない人」もしくは「人事/採用経験者(とくに志望業種の採用経験者だとより良い)」ですが、そのような人が身近にいる人も珍しいでしょうから、とりあえず自分の友達だったり親に見せてみるのがいいと思います。何らかの就活サービスでメンターさんについてもらっている人は、もちろんメンターさんに見せるのがよいと思います。まあ各種就活サイトで「ESの書き方講座」みたいなのもやっていますが、その中で添削までしてもらえるものはあまり見たことがないので、誰か知り合いにお願いする方が確実かもしれません。

そして添削を受けたら書き直して、できればもう一回違う人に見てもらうとよいです。一人の意見で書き換えるよりたくさんの人に意見を聞いた方がよりよいものができるのは当たり前ですよね(まあ、私はESを期限ギリギリに書き始めてしまうタイプなので、複数人にESを見せることはほぼできていませんが……)。

この段階が終わったら完成です!本当にお疲れ様でした!
後々のため、提出する前に文章や画面のスクリーンショットを保存しておくのを忘れずに。


よくある質問とそれに対する私なりの解答

Q. 偉大なエピソードがひとつもなくてESが書けない!

A. めちゃめちゃよく見る質問です。2つの答えをつけておきます。

①エピソードの偉大さは関係ない
…使ったエピソードでどのように行動したか、またその理由、などの論理付けがしっかりできていれば大丈夫です。
そもそも「カンボジアに行って学校建てました!」「既に起業してます!」って学生がどれだけいるのかって話ですよね。自分が普段やっているアルバイトやサークルの話で全く問題ありません。私もよくサークルでのリーダー経験のことについて書きます。

②本選考のために今から作ろう
…はい。①のようにエピソードの大きさに関してはとくに気にすることはないと思いますが、もし「無理やりひねり出したエピソードだったので論理付けが不十分だった」「インターン選考でごく普通のエピソードだったことで落ちた」などと感じていれば、来年度の本選考までに何かエピソードを作ってしまいましょう。
こう言うと姑息に聞こえますが、要は身の回りに転がっている機会を見逃さず、チャンスをつかむ、ということです。自分の周りの事柄に好奇心を持つことを心掛けるといいかもしれません。


Q. ぜんぶ同じエピソードの使い回しではダメなのか?

A. やめた方がいいと思います。企業によって好まれる性格は違うしひとことで「ガクチカ」といっても設問の注釈が微妙に違ったりするので、それぞれに合ったエピソードを企業ごとに選択しましょう。


Q. 字数が削れない/埋まらない

A.
削れない人→字数が多いままとりあえず人に見せてバッサリ切ってもらいましょう。自分では気づかないところで「ここの説明要る?」など言ってくれるので参考になります。

埋まらない人→基本的にESの字数制限は厳しいので、埋まらないということは大事な要素を書き落としている可能性が高いです。執筆段階で書くべき項目を削りすぎているかもしれないので、内定者ESなどを見返して自分のESに足りない要素を探しましょう。
また、たまに800字とかの長いESを書かせる企業もあるようです。時には1000字以上のこともあるらしい(!) その場合は上の限りではないですが、字数が長い分丁寧な説明を求められたり、書くべき項目を細かく定められたりしているであろうことは心に留めておきましょう。長くてどうしても埋められない場合は、字数制限の8~9割書けていればいいと思います。


さいごに-私感

・最終的に内定している人のESを読んでみても「結論ファースト」の原則を守っている人は意外と少ないなと感じます。本選考ではなくてインターンだから気軽に書いている人が多いんでしょうか?
・ESにはこのくらいの手間と時間(私だと1項目を一から書くのに平均2~3時間)をかけるのが普通だと思っていたけれど、これを何十社もやるのは現実的ではありません。なので、今回の記事は「志望度の高いところはこれくらいきっちりやろう!」という理想論でしかないのかもしれません(実際、私も志望度の低いところは30分程度で素早く書いて出していたりします)。


この記事を読んだ皆さんが納得したESを書き、志望する企業の書類選考に通過することを心から願っています!!

最後まで読んでいただきありがとうございます。またどうぞ。

【更新履歴】
2020/6/29 細かい表現の修正 等


おまけ

元々この記事を書き始めたのは6/11とかなんですが、自分自身のESに追われていたりして公開までに2週間もかかってしまいました。6/30締切のESが割と多い気がする(私感)のでギリギリセーフ?それともアウト?

私がギリギリまで手を付けないタイプなのが悪い方向で現れてしまいましたとさ。おしまい。

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