見出し画像

映画『九十歳。何がめでたい』レビュー、いい映画だった〜

今日は『九十歳。何がめでたい』を観てきました。

よかったわーーーー。

じんわり泣けましたね〜。

まず最初のシーン。
夜が明けて、目が覚めた草笛光子さん演じる佐藤愛子さん(以下愛子さん)がえっちらおっちらと起き上がって、朝の支度をするところから、うちのおばあちゃん(現在104歳、今は老人ホーム)を思い出しました。

おばあちゃんは、目が覚めると、まず手(特に指)と足を動かして、腰が痛くならないようにゆっくり起き上がって、それからようやくトイレに行く、、、
そんな、一緒に住んでた時のことを思い出しました。
何かするにもすごく時間がかかるんですよね。
それでも人の手を借りずにすむように、いろいろ工夫してたなぁ、と。

「目が見えん、耳も聞こえん、痛いところばっかり、生きちょってもなーんもいいこたない」と、たまに自虐的に言うことがあった、おばあちゃん。
愛子さんほど切れ味鋭い人ではないけど、ちょっと似てるところあるかも。

耳が遠くなってからテレビもなんて言ってるかわからないけど、ほかにすることないからつけてたり。
好きだった本も目があまり見えなくなって読めなくなったり。
できなくなることが増えるとツライよね、、おばあちゃん見てて、そう思ってました。

うちのおばあちゃんの話が長くなっちゃいましたが。

映画に戻して。
愛子さんには“書く”というライフワークがあったけど。
絶筆宣言してから、すっかり生きる張り合いがなくなった感じもよく伝わってきたし、
それなので、
唐沢寿明さん演じる編集者吉川さんが現れて、愛子さんに連載をスタートさせるべく何度もしつこくアタックするのは、とてもおもしろかったです。

佐藤愛子さんという作家さんがいらっしゃるのは、だいぶ前から知っていたけど、ちゃんと何か作品を読んだことはなかったんです。
おもしろそうなエッセイ書いてる人なんだな、と思ってました。

そんな愛子さんの映画を今日観て、しみじみと泣けた。
そして、見終えた後に浮かんだ言葉は、『爽快感』でした。

愛子さんのきっぷの良さ、と言ってしまえばそれまでなんだけど、
情があるのに情にほだされず、いや違うか、
情にほだされても流されはせずに、自分のわがままも通して、さらに前に突き進んでるところ。

結果、今風に言うと“Win-Win”の関係になってませんか!?(なってるよね!)みたいなところ。
めっちゃいいな〜、と思いましたよ。

前に前に、進んでる。気持ちがいいなぁ。

希望を言えば、、、吉川さんと奥さん、何かいろいろ話を交わすシーンが出てくるだろうと期待していて、
意外とあっさりしていたので、そこは映画の伏線として、もうちょっといろいろ観たかったな。


よさを伝えようとして、話があちこち飛んじゃいましたが、
ストーリー、ぜひ、こちらの公式HPからご覧いただいて⤵️
映画館で、楽しんでみてください。


とてもいい映画でしたよ。
今生きてるって、ありがたいな、そう思いました。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


#毎日note連続投稿中 #通算211本目

もしよろしければ、サポートをお願いいたします。とても励みになります٩( 'ω' )و いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます🙏