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読書日記:『私、勝ちにいきます』竹内智香さん

突然ですが、本を読むきっかけ、って、どんなタイミングが多いですか?

書店うろうろとか、Amazonのおすすめに上がってきたとか?
私は、普段目にしたもの、目に留まった人から本を読むことが多いです。

気になったものにまつわる本があれば読むし、気になった人が本を出していたら読む、みたいな感じです。

最近、ほぼ日手帳Springの発売に合わせて、手帳の書き方をいろいろ探してました。
その中で、自分のスクラップブックに日経womanの手帳記事があるんですが、スノーボード選手の竹内智香さんに目がとまりました。
バリバリのアスリートで、知的な雰囲気の美女。手帳も時間帯で書き方を分けている…とかいうところに、とても惹かれました。

“今は何をされてるんだろう?”と気になり、公式HPとブログを見つけ、本を出されてることを知りました。
少し前の本だけど、まだ出回ってる。よかった〜。早速ゲット(ブックオフオンライン利用)しました。



『私、勝ちにいきます』 という、銀メダルを獲った竹内さんらしいといえばらしい、力強いタイトル。


帯には、“単身世界最強スイスチームに飛び込み、一番人気のコーチと契約。広島でイベントを企画・開催してひろしま観光大使に。世界で勝つためのボードも開発…”と書いてある。


めっちゃ自分の人生を自分で切り拓いてきた人なんだ〜!と。

以下は、読んでみての感想です。

・竹内さんの素直な心の声で書かれてある、と思いました。誰かがいじってる文章じゃない、とまず思いました。

・「最初の2回はコーチや周りの人の意見を素直に実行していた、でもそれじゃ勝てないと思った、
自分の考えを信じ、実行して失敗することを恐れ、自分より経験が豊富な人の言うことをそのまま受け入れることに安心してしまう選手だった、、、」とあるくだり、この気づきがすごいと思いました。

私も、自分を信じられなくて、自分の意見がなくて、これまでずっと本や、おそらく最適解を言ってくれる人を探し、求めていた時間が長かったんです。
でも、違う、と最近思いました。いったん自分を信じて行動してみて、それで気づいて得られたことが、一番自分が満足できる、と。

・「日本人は世界に通用しない」と何度も言われ続けたという竹内さん、「それでもやっぱり世界を相手に表彰台に立ちたいと思った」、だから、たとえ可能性が0.01%しかないとしても、それは0ではない。0じゃないのなら、99.9%と同じ、すべての可能性を秘めている…という考え方に至ったという、これも、ほんと目からウロコ。

・験担ぎも毎日同じルーティンもしない。日々カラダと雪質のコンディションは違うから。というところも、他の人とひと味違う考え方だと思いました。
毎日同じことを習慣化してやることが一番地道に力がつくことなんだろうな、と認識してきたので(でも、それがなかなかやれないんだけど)。
竹内さんほどの力がある人だから、それでいい、という部分は大きいのでは?と思うけど、そういう考え方を取り入れてもいいよね、と思えて気が楽です。

・チームメイトやライバルに負けた時は、勝った選手に、あえて自分からハグを求めに行く、と。それは“勝った選手が「勝ち」のオーラや雰囲気を持っているから、それを分けてもらいに行く”、という考え方なんだそうです。
これも、目からウロコ。祝福するため、ということかと思っていたけど、勝ちのオーラをわけてもらう、というのは、すごく納得!そう思えたら、私もやれそうだし、やれたら一つ成長できそうな気がします。


読む前は、竹内さんの行動力、突破力みたいなもの、自分でどう自分を俯瞰しているんだろう、何か習慣みたいなことがあるのかな?と思ったけど、竹内さんが、過去を思い出してつぶいているような語り口で、そこに、ポツポツと、ハッとするような人と違う考え方や魅力を感じました。

私とは得意分野がまったく違う方だと思うんですが(私、体力自信なし、運動神経ゼロ)、メンタル的なこと、思考グセ、取り入れたいところがいろいろありました。


つい、本のことだと長くなっちゃいますね。

冬という今の時期に、この本に出会えたことに感謝しています。なんだかすっきりとして、前向いていこう、と思える感じ。
竹内さんの本から、竹内さんの“気”をいただけたような思いです。

また、よい本と出会えますように。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。


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