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動物が暮らす空間にお邪魔する

動物好きな人に悪い人はいない。
と、動物の専門学校に通っている子が言っていました。

中学や高校では他人の顔色を伺いながら過ごしてた。
けど、専門学校では、みんな動物ファーストで動いてる。
だからとっても優しい、と。

動物園や水族館もそんなあたたかい空気を感じます。

が。本当のことをいうと
動物園にいる子たちはかわいそうだな…という思いがあって素直に楽しめない。

日本の気候に合わない環境で、小さな檻で何周もぐるぐると歩き周るトラやクマを見ていると辛くて見ていられません。野生サバイバルも厳しいけれど、やっぱりどこまでも走りたいよね、と思うのです。

という想いを胸にしまいながら、
ハシビロコウが見たい!という友人にお付き合いをして、神戸どうぶつ王国へ行ってきました。

三宮駅からポートライナーに乗り、「計算科学センター」で下車。
目の前です。

あのスパコン「富岳」があるのはここなんだ!
コロナ禍で飛沫距離を計算するのに毎日ニュースで出てました。

神戸どうぶつ王国のコンセプトは「花と動物と人との共生ふれあいパーク」

園内はエリアごとに分かれていて、動物ごとの檻はなく、そのエリア内で自然の中でのびのびと暮らしていました!
そのエリアに人間がお邪魔しまーす、とドアを開けて入る形です。

各エリアは気温も植物も全く違う。
ここまで徹底的に管理するのはお金も労力も大変なことだと、本当に驚きです。

ハシビロコウ生態園
微動だにしないハシビロコウもここでは羽ばたくとか!天井も高いので、たしかに羽ばたいても問題ない!

圧巻の佇まい

アジアの森
じっと見つめるレッサーパンダ。飛びかかってくるのではと心配になるくらい近くで見れます。

ぬいぐるみがそこに!

オッターサンクチュアリ
日本最大のコツメカワウソ生息地にはファンがいっぱいいました!
特におじさまカメラマン笑
お話を聞くと、全員の名前を憶えているとか。
すごすぎる。

リスの森
すばしっこいリスが逃げないように二重扉です。
リスたちは楽しそうに走り回ります。

熱帯の湿地
今回一番感動したのがこのエリア。
とにかく熱帯雨林気候で暑いのですが、アリクイやナマケモノが自由気ままに動いています。
時には南国の鳥が頭上をよぎり、至る所に「糞に注意」の看板が。
注意したって無理だけど笑

柵は一切ありません。
飼育員さんもニコニコしながら世話をしています。

こんなに動くアリクイも、ナマケモノも、カピバラも、はじめて見ました!
めちゃ動くじゃない?

アリクイが頭上を行ったり来たり
うわ、ナマケモノ、こんな体してたっけ!?

動物園反対派だったけど、こんなに恵まれた環境なら、長生きできて幸せかもしれないですね。

他に小動物や犬猫、カンガルー、鹿、羊、馬など直接触れ合うことができます。
子供を連れて行ったら絶対動物好きになるの、間違いない!

アメリカやイギリスではすでに動物園を廃止し、研究施設として動物たちが自然に暮らせる取り組みが進んでいるようです。

日本でも神戸どうぶつ王国のような自然と共存する取り組みが行われていて、嬉しくなりました!資金はクラウドファンディングや経営者の皆様の努力だと思いますが、国としてももっと力をいて欲しいところです。

だいぶ前に見た映画ですが、
「幸せのキセキ」We bought a zoo.

良い映画だったな。

シングルファザーになってしまったお父さんが廃園寸前の動物園を購入。再生しながら、子供たちとの絆を取り戻すような…
うる覚えですが笑

また時間ある時に見てみたいと思います。

神戸どうぶつ王国、また行きたいです!

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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