迷路みたいな裏道

裏道は迷路みたいで
私は長い間そこでさまよっていた
本当は出口を探してたけど
偽物の出口しか見つけられなかった
陽が射す方を目指してたはずが
私が見てたのはガラスの反射が
光ってたもので
陽射しではなかった
私は本物の陽射しを知らなかった
必死になるほど
からまわりして
傷ばかり増えて
それでも私は
裏道から出たかったんだ
本物の陽射しの下で
生きてみたかったんだ

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