笑って生きていたらいい。

　生きる事がいつまで経っても下手くそだ。
僕の事なんて、誰も見てくれない。
誰も興味がない。
僕も僕自身を知らない。見ていたくない。
こんなめちゃくちゃ自分なんて、自分として見られる訳がない。
　混合性抑うつ障害、境界性パーソナリティ障害
　統合失調症。
色んな病名を言われてきたけど
　「お前は病気だ」って
何度も言われてきたけど
　もう、病気自体が自我を侵食し過ぎて
僕自身は一体何処に在るのか、思考は何が自分なのか。何にも分からなくなってしまった。

　そんな僕でも、大切な人達のために
生きるのが下手くそでも
生きていこうって思うしかない。

　自分を振り返った時に、自分が痛過ぎて見ていられない。まともで居られない。
今この瞬間も、息を続けてる限り
ずっと。変わらず、この「僕」のまま。
　痛いけど、たまに人格が破綻してる気もするけれど。演じていることで、「良いわたし」になれてるのだったら。
　もう、それでいい。そのままでいい。

　生きていてもいい。
許そうと頑張らなくてもいい。
いつまでも自分は、自分を否定し続けるのだろう。
　だからって、無理に肯定しようとしなくてもいい。けれど、生きる為に僕は「わたし」に成ろう。
　こんな思考は、本当は無駄なんだから。
どうせ、生きていくのでしょう。

　だから、明日も大丈夫。
大切な人のてをつなぎ、僕のことは胸に仕舞って。
　わたしは笑っていたらいい。大丈夫。