見出し画像

子育てで大事になる”あきらめ”

”あきらめる”
この言葉、ネガティブな印象を受けることが多い。
「あきらめずに頑張る」
「あきらめずに突き進む」

こういうと意思力の強い人間で目指すべき姿かもしれない。
だが、生活おいて”あきらめない”にこだわると行き詰まることも多い。逆に”あきらめる”ことで随分と楽になる

子育て中に、
朝、子供がなかなか起きず洗濯ができない
食事中子供がテレビを見て時間だけが過ぎる
買い物にいくと子供が駄々をこねて時間がかかる
ということも多いと思う。

当初の予定より時間を要し、スムーズに1日を終えることができない。
子供は大人の思うように行動することが難しい
ましてや、好奇心旺盛な子供が親の立てた予定に合わせるなど、かなり高度な行動だろう。

大人は予定を立てて行動する時概ね何か”目的”がある
”目的”を達成するために予定を立てて行動に移す。
その行動が”手段”となる。

世の中には色々な子育て術、すなわちハウツーが散在している。
色々な手段があり、あれやこれやと試す。
だけど、その手段に囚われてこだわり続けてしまうと、本来の目的を見失ってしまうことにつながる。

そういう時に”あきらめ”が大事になる。

”目的”を諦めるのではない。
その”手段”を諦めるのだ。

人間は費やしてきたモノやコトを大事にする傾向がある。
時間やお金をかけて学んだものを優先してしまう。
知り得た方法や手段を唯一無二なものと勘違いしてしまう。

そういう人間の性質を理解した上で、どういう決断をするのか。
これが生きていく上で必要になる。

子育ても同じだ。
どこかで知った”手段”にこだわりすぎず、自分たちにあった”手段”をもう一度考えてみる。
本来の目的をもう一度考える。

そうすることで、子育ては一層楽しいものになるかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?