モノクロと好奇心
白黒の液晶、ゲームボーイがとても懐かしく思い出される。
粗いドット、光源のない緑がかった液晶。
Nintendo Switchでさえ、いまや有機ELな世の中になるとは、あの頃の想像になかったんだろう。
きっとそれは、未来へのベクトルが違っていたんだと思う。
あの頃は、ゲームはゲーム、日常と非日常。
そんな距離感があったんじゃないかと思う。
いまは限りなくリアルに近く、どこでもゲームと一緒にいられて、ゲームのためにリアルを一生懸命いきているひともいる。
それはきっと、ゲームという産業があまりにコンシューマーの理想を叶えてきすぎたのかもしれない。
とはいえそれが悪いことではないのだろうけれど、それでも僕は、あの頃の世の中の温度感というか、マインドのようなものが、どうしても懐かしくまた、愛でたくもある。
こんなことを綴りながら、Nintendo Switchのタイトル復刻版を買っていたり、スマホ移植をプレイしているのだから、恩恵に十二分にあずかっているのではあるのだが...。
いまこの時代において懐かしいタイトルをどんな形にせよ楽しませてくれようとしてくれることに、感謝を抱いていたい。
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