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英語の発音を上達させるためにするべきこと。

。。。なんて、偉そうなタイトルですみません。


英語を勉強中の皆さま。今日も勉強お疲れさまです。

語学の勉強って終わりがないというか、長期戦なので、忍耐力が必要ですよね。

今回は、英語を勉強している目的が、英語を話せるようになりたい人、その中でも、英語の発音を上達させたい人向けに書いています。

私は現在イギリスに住んでいて、過去にアメリカに住んだ3年間を含めて、英語圏に21年近く住んでいます。英語を勉強しはじめて、中・高の6年間を合わせると、30年(!!改めて考えると30年も経つんだーとビックリしています)

日本の学校教育での英語はアメリカ英語が主流、高校生のときに通った英会話教室の先生がみんなアメリカ人、そしてアメリカ英語の映画をたくさん見て勉強したり、そのあと計3年アメリカに住んでいたこともあって、私が話す英語はアメリカ英語でした。

高校生のときにイギリスに興味を持ちはじめて、イギリス英語が話せるようになりたかったんですが、イギリス人の知り合いもいなければ、イギリス英語の教材もなかったので、割り切ってアメリカ英語に絞りました。

アメリカ在住中にイギリス人の彼ができて(今の夫)、その後イギリスに移住、そうしていく中で、徐々にイギリス英語を身につけた感じです。アメリカ英語からイギリス英語に切り替えるのにはかなりの時間がかかりましたが、今では頭で考えなくても、自然に口から出てくる発音はイギリス英語です。

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発音にかなり重点を置いて英語の勉強をしてきた経験から、ひとつ言えることがあります。

もし、ご自身でこういう英語が話せるようになりたいと目指す発音があるのなら(例えば、アメリカ英語、イギリス英語、オーストリア英語など。)その音を集中的にたくさん聞くことをお勧めします。

例えば、イギリス英語をイギリスで話されている発音で話せるようになりたいのであれば、イギリス人が話している声に的を絞って大量に聞くという感じです。発音の練習のために聞く英語は、集中的にイギリス英語に絞ることが大切だと思います。イギリス英語と言っても、スコティッシュ・イングリッシュ、アイリッシュ・イングリッシュ、ウェルッシュ・イングリッシュの他に、イングランド内でも地方の訛りがあるので、こういう風に話したいという自分好みの英語1つに的を絞ることが大切だと思います。そうすることで、英語の発音に統一性が出ると思うんです。

いろんな国の人たちと英語でスムーズにコミュニケーションをとるために、いろんな種類の英語に慣れることも、もちろん大切です。いろんな国で話されている英語を聞くことは、リスニング力アップにも効果的です。でも今回のnoteは、あくまでも英語の発音を上達させるために大切だと思うことをシェアしているので、リスニング力アップとは話は別になります。

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赤ちゃんの例えでいえば、赤ちゃんが言葉を覚えるのは、身近なお母さんや家族を通してですよね。その言葉を覚えていった赤ちゃんが話す発音って、いつも聞いているお母さんや周りの家族と全く同じ発音だと思うんです。一緒に過ごす時間が長い人の話し声を真似して、少しずつ言葉を覚えていくと思うので。そしてその言語のリズムやイントネーション、音を体感して体で覚えていって習得していく。

お父さん、お母さんが違う国の出身だったり、違う訛りで話す場合もあると思いますが、その場合も一番一緒に過ごす時間が長い人の訛りで話すと思うんです。

例えば、イギリスに住んでいたとして、お父さんがイギリス人で、お母さんがアメリカ人の場合。小さいときはきっと、お母さんのアメリカ英語に影響されて、アメリカ英語で話すと思います。そして学校に行きだすと、学校で読み書きを習い、学校のみんなや先生が話している音に影響されながら、イギリス英語寄りになっていくと思います。学校で過ごす時間のほうが長くなるからです。

一番長く聞いている音に自分の発音が影響されると思いませんか?

私たちの母国語の日本語で例えても、例えば大阪で生まれ、家でも学校でも大阪弁が話されている環境で育っているのに、標準語で話すということはほぼないに等しいと思います。テレビやラジオで標準語を日常的に聞いていたとしても、大阪に住んでいるため、身近にいるみんなが大阪弁を話していて、その音を大量にインプットしているので、その人の話す日本語は自然と大阪弁になると思います。もちろん大人になって意識的に標準語に切り替えたりということはあるかもしれませんが。

なので、英語をネイティブのように話せるようになりたい、英会話がスムーズにできるようになりたい、発音をよくしたい、というのであれば、イギリス英語を話したい場合、イギリス英語を大量に聞くこと。インプット、インプット、インプット!莫大な量のインプットをして、リズムやイントネーション、単語と単語のつなぎかたや音に耳を慣らしていく。そして実際に声に出してその音を真似する。これが大切だと思います。聞いて真似してを何度も繰り返して、体にしみ込ませていくんです。

するとだんだん、それが自分の一部になっていって、英語を話すときに頭で発音のことを考えなくても、自然に口からその音が出てくるようになります。その英語の発音の基盤ができるという感じでしょうか。特にたくさんの単語や表現、文法を全て理解していなくても、英語の発音の基盤ができていると、その基盤があった上で新しい言葉を覚えて言ったり、文法を覚えていくので、ネイティブの子供たちが英語を覚えていくような感覚で、英語を習得していけると思います。

その発音の基盤がなくて、すでにたくさんの単語をカタカナ英語の発音で覚えてしまっているほうが、発音矯正するのに難しいし、すごく時間がかかると思うんです。なので、まだたくさんの単語を覚えていない早い段階で、英語の発音の基盤を作ってしまうことが優先的だと私は思います。そのほうが長い目で見て、英語が上達するための近道だったりします。

私は早い段階から英語の発音の基盤を作ることを優先的にしました。あのときは、英語の発音の基盤を作ろうとか、そういう風に難しく考えてはいなくて、ネイティブの人が話しているのを見て、純粋に、あの人たちみたいに英語が話せるようになりたいと思ったので、自然に「音」に着目したんだと思います。

その基盤があって、当時アメリカ英語のネイティブの発音をたくさん聞いて真似して単語を覚えていったので、単語を見てもカタカナ英語の発音は出てきません。

上にも書いた通り、アメリカ英語、イギリス英語、など、ひとつに的を絞ることが大切です。

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もうすでにこのことに気づいて、そうされている方もいらっしゃると思います。

「こんなの当たり前じゃん」って思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、こんな「当たり前じゃん」という情報が、たくさんある英語学習サイトを見ても見当たらなかったので、今回シェアさせて頂きました。

英語学習中の誰かのお役に立てれば幸いです。

* 私もまだまだ知らない単語や表現がたくさんあります。去年から、知らない単語に出会ったら、iPhoneのNote機能に書き留めて、辞書で意味を調べるようになりました。私も地道に英語力をアップさせていく予定です。


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